白華・エフロエッセンスの　　花言葉

頭蓋骨から綿が出ている
アスベストみたいに宙を舞う
正しい場所にあればいいのに
逃げ場を見つけようとする
白華の花言葉は
勿忘草や彼岸花に似ているはず
もう少しで内臓が全て腐るような
夏が押し寄せるだろう
私は野垂れ死ねるのだろうか
道端、真夏の底冷えで
46億年のミイラになりたい
警察が身元を探しても無駄
貴方が貴方であってもなくても
世界が在り続けるように
私は私ではないから
エフロエッセンスが、ポロポロ
音を立てて落ちていく
肩に足元に雪のように積もる