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シマノ鈴鹿5ステージ


前書き

どうも最近ぼろぼろなしーまです。
今回はシマノ鈴鹿5ステージへmkwメンバーで参戦してきました。

先に結果から書くと第1ステージで発生した大落車に巻き込まれて早々に勝負から離脱。

5分の遅れの落車グルペットでなんとか完走。

負傷した状態でのTTレースとなった第2、3ステージはなんとか走り切った。
でも求めていたようなリザルトではなかった。

翌日の第4、5ステージは負傷した部位の痛みでまともにバイクコントロールが出来なかった為リスク回避で2日目DNS…。

自身3回目のシマノ鈴鹿5ステージは初の未完走という残念極まりない結果となった…

虚無感が強いけどこのシマノ鈴鹿まで取り組んできた事を振り返る為noteに記します。

レース前の取り組み

5ステージのメンバー募集があったのは確かシーズン開始直後の春先

昨年の5ステージは最終ステージで力尽きてしまいそのリベンジを果たしたい気持ちが強く今回メンバーに志願した。

昨年の5ステージより

昨年のITT、TTTでの成績、そして今シーズンのJBCFレースでの戦績から自分はメンバーに選ばれた。

5ステージ選ばれたからには選考から落ちてしまったメンバーの分まで全力で走る。

その気持ちで練習に取り組んできた。

具体的には6月までJBCF連戦、富士ヒル、ニセコクラシック等の遠征が続き目に見えて落ちてきた練習量の確保。

土日に距離を乗り込み平日も高強度練を取り入れる事でフィジカルとスタミナを底上げする。

7月頭の時点でCTL77

そこから鈴鹿当日までにCTL100を一つの目標として練習を続けた。

7月末の時点でCTL92

適度にリカバリーも交えながらトレーニングをする事で身体を壊すリスクも抑えた。

ほぼほぼ計画通りで来ていた7月末…。

練習で落車をしてしまった。

おしゃれサイクリスト🦍終了のお知らせ

TTTの初合わせ練で前走者のタイヤにハスってしまい50km/hで単独落車。

落車したのは20kmほど走ってラスト1kmを切ったタイミングでペースアップが掛かり限界ギリギリでの状態だった。

暑さや前日の練習での疲労、寝不足等様々な要因が重なり取り返しのつかないミスをしてしまった。

落車した瞬間全てが終わった…。という気持ちが強かった。

他メンバーを巻き込む事がなかったのが不幸中の幸いだった。

落車後は身体の痛みとの戦い。
練習しなきゃ、チームみんなに迷惑が掛けるわけにはいかない…。
という気持ちと何やってるんだ俺は…という自己嫌悪で何もかも嫌になった。

それでも怪我は骨が折れるような重傷ではなくしっかり安静にすれば鈴鹿には間に合う。

擦過傷のレベルは右半身を中心に広域に広がっていた。毎日のお風呂は地獄だった。

しっかり治すためにも整形外科にも3日に一度通院。
キズの経過観察とケアをしてもらった。

看護婦さんの傷ゴシゴシで泣く日々。
何かに目覚めそうだった。

驚異的な回復力で抉れた肉が復活。
適切な処置をする事の大切さも実感した。
特に夏場は傷が化膿もしやすいのでちゃんと処置しないと長引く😇

落車した6日後より練習を再開。
落車の影響で身体の歪みを感じるけどこれ以上休むわけにはいかなかった。

もうシマノ鈴鹿まで2週間を切っていた。

焦りを感じつつもやるしかない…と言う一心で練習を続ける。

鈴鹿当日はCTL82

やれるだけの事はやったけど目標としていたCTL100は未達。

鈴鹿前突貫工事で暑熱順応した影響で身体のダメージがデカかった。

5ステメンバー

今回のmkw5ステージは下記のメンバー
・やっしーさん
・ボス
・はっしーさん
・し〜ま
・レオ君
・太田さん

メンバーは初期から結構変わっている。
様々な事情により出場出来なくなり代走をお願いした。

太田さんに関してはレース前日メンバーの体調不良が発生。

急遽だったけど代走を引き受けてくださった。
本当に感謝しかない…🥺

チームの目標

チーム総合優勝を目指す。

個人の目標

5ステージを戦い抜く。
そして2ステージ目のITTで優勝を目指す。

結果

第1ステージ 79位(落車)
第2ステージ 15位
第3ステージ 11位
第4ステージ DNS
第5ステージ DNS

レース内容

第1ステージ

スタート前から異常な発汗と高心拍が続く。
試走時から頭の痛みを感じていて既にナーバスに陥っていた。

レースが始まるとやはり脚の動きも悪いし心拍も変な上がり方をする。

とにかくレースが始まった以上はやるしかない。
先頭付近に上がる事が出来ない中、極力リスクが少ない位置を探しながら立ち回る。

周回数を重ねていき3周目。
ここにきて脚も軽くなり頭痛も治ってきた。

よし、ここからだ!!と思った矢先

自分はコースの左から二列目を走行。
中央でエグい音がして集団が急激に縮まる。
あっ、これやばいやつだ。
咄嗟に荷重を後ろにずらして避けれる隙間を探すももう目の前には倒れた選手。
そして真横から自転車が飛んできてフロントホイールを刈り取られる。

落車する時極力ハンドルから手を離さないのが大切。 そのまま車体と一緒に転倒。
前回TTで落車した時と同じ右側から身体が路面に叩きつけられる。

そして右胸部に前走者のハンドルが直撃。
後ろから突っ込まれて右太ももを踏まれる。

落車後即立ち上がる事が出来ずモゾモゾ。
あぁ…終わってしまったという心が折れた感じ。

mkwは太田さん、はっしーさんが巻き込まれてしまった。二人はすぐに立ち上がっていて幸いにも怪我は酷くなさそう。

その分機材にダメージを受けて再出走に時間が掛かっている様子。

結構な人数が巻き込まれていて身内だと名岐、ブレッザも複数人がこの落車に巻き込まれてしまっていた。

なんとか起き上がって身体の確認と機材の確認

身体の方は前回の落車で擦過傷を負ってやっと肉が復活した部位が再び傷を負う。
ハンドル直撃した肋骨も痛むけどなんとか走れそう。

同じく落車したメンバーがデカい声で叫んできた。

そこのmkw!まだ走れるか?!
俺はまだ諦めたくない!!
とか言ってた気がする。
でもその選手は下り前で切れてしまった(すまん)

そこからは前を走る選手達にブリッジを掛け続けえ脚の合う人を探す。

4周目に入り前方にFAST MADEのジャージを発見。    須藤君だ!!
声かけをして一緒に走る事になる。

このあたりで5周の部Aに抜かれる。
井手さん、すけさんやブラウの清水さんにエールを送られつつその集団を見送る。
他カテゴリーのトレインに乗るのはもちろんルールとして禁止だからだ。

途中でYAMADA君を見た気もするけど力尽きていたので声援を送ってその場に置いていった。

そして6名くらいのパックで最終周回へ。

完走は確定したのでラストのスプリントはもがかずに流してゴール。

ゴール後右手に上手く力が入らない事に気がつく。どうやらアドレナリンが切れてきて痛みが出てきたようだ。

怪我の処置をしてもらう為救護室へ
自分で傷口にシャワーを当ててゴシゴシ擦る。

前回より傷も浅いのでそんなにビビらない。
まあ…痛いんですがね…🥲

一応肩回しも出来るし腕も上げる事が出来たので擦過傷のみ処置してもらい処置終了。
エアロなYAMADAさんも同時に救護室に来た。擦過傷ひどそうだったけど即リスタートした様子。やっぱりこの人超人や…。

ひとまず怪我の具合をやっしーさん達に報告。
今日の残りの2ステージ頑張る旨を伝えた。

特に次のITTは本来なら上位を狙いたいステージ。
チーム総合は現時点で同タイムで7位
昨年のようにここで総合順位を上げておきたい

ロキソニンを飲んでITTに臨んだ。

第2ステージ

タイム: 0:2:43.91(トップ差0:7.43)

パワーデータ
スタンディングでスタートしたかったけど右側の痛みで危険を感じやめた。
腕の曲げ伸ばしが痛いけど気合いの1000w加速
ラインはもちろんインベタを攻める
開始数秒で一人前の選手を抜き登り前で更にもう一人
登り切りで更に前の選手を抜く。
これで15秒前まで抜いた。
この時はこれ以上腕を曲げて上体を下げる事が出来なかった。

ラストのホームストレートの登りで20秒前出走の選手も抜いてゴール。

怪我を負った中で今出せる全力は出し切ったはず…。

結果は昨年より約1秒遅かった。
悔しさよりも相変わらず虚無感が強かった。
そしてTTTの時間を迎えた。

第3ステージ

11位 0:32:04.57(トップ差2:48.13)
タイムからわかるように完全に失速してしまったmkw。改めてTTTの難しさを痛感した。

そしてこのステージで自分の5ステージは終了となった。

前述の通り翌日落車の痛みが悪化したことでDNSを選択した。

本当に情けなくて申し訳なくてチームメイトにどんな顔して接すればいいかわからなかった。

せめてサポートで役に立とうと2日目は自分に出来ることをやった。
レース直前の氷準備、レース中のカメラ撮影、応援。
前日他カテゴリーに参加したチームメイトがやってくれたサポートをそのままお返しした。

昨日までそこで戦っていたのに今日はコース外

自分で選択した結果だけど途中から見ているのが辛くなってきた。

こうして自身3度目のシマノ鈴鹿5ステージが終わった。

翌日落車の怪我を整形外科に受診。

幸いにも肋骨、胸骨の打撲と擦過傷のみで済んだ。
今までの人生で骨折した事のないこの丈夫な身体は今回も壊れる事はなかった。

再び看護婦さんにキズをゴシゴシされる。
あ〜せっかく治ったのにねぇ〜と言われながら


次のレースは2週間後の舞洲TT
まだ呼吸するたびに悶絶してるけど狙っているレースなのでもう一度立ち上がってみせます。

photo by 井手さん、ざっきーさん、ゆずさん

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