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平田クリテリウム C2


前書き

2022年の初戦ぶりにC2カテゴリーへエントリー
ここ最近の自分のレース戦績としては

5月5日エコパエンデューロメカトラDNF
5月8日平田クリテC1DNF
5月14日〜15日木祖村day1 DNF day2 DNS

と完走すら出来ないレースが続いていた
練習会でも実力差から速攻で千切れてしまい自信を無くす日々

このままだとフィジカルこそ向上してきても、千切れ癖(諦め癖)のついた選手になってしまう

ここ2年間はコロナの影響を受け、3年前と比べるとレースに出る回数はめっきり減っていた


比較的得意としていたクリテでも最後まで残れるものの、途中途中無駄脚を使ってしまう

ここ最近フィジカルに関しては過去1の自信があったものの、レースで勝てる自分の姿を思い描く事が出来なくなっていた

今回マサ君が二週間前の脱臼後リハビリ中という事でダンシングが使えない縛りプレイ状態😇


C2でしーまさんのサポートしますよ!と言ってくれた事もあり、この3年間勝ちたくても勝てなかった平田C2で絶対に勝つ為にレースに参戦した

使用機材

フレーム:SCOTT addict RC
コンポ:アルテグラR8070+9100
F.Rホイール:Rolf ARES6
F.Rタイヤ:VELOFLFX corsa EVO TLR 5.5bar


目標

優勝🏅
中間スプリント賞

結果

優勝🏅
マサ君中間スプリント賞獲得

レース内容

レース前にマサ君とミーティングを行う
基本的にはマサ君は先頭で展開
逃げの展開を作れそうなら作る

マサ君が前で展開する事には二つの意味があって一つは逃げを形成出来るような動きを作る

もう一つはそもそもダンシングが出来ず、後方で中切れが起きると埋めれないから😇


自分は集団内でマークする選手の動きをチェック

今回マークしていた選手は下記の選手↓

krone:宮田君 前回同カテゴリー2位、レース運びが上手い。特に最終盤の立ち回りは要注意 今回の第一マーク選手だった

名岐ベントヤンヤン君 前回同カテゴリー3位、宮田君同様にレース運び上手い 第二マーク選手

カミハギブレッザ熊野さん C2の常連で安定して上位に食い込んでくるイメージ

がんまさん クリテだと脚質的には脅威は少ないものの、踏み続けるパワーがえぐいので少人数で逃げられると厄介

個人で言うとこのメンバーですが、名岐ベント、カミハギは自分達と同じく2枚揃えている為、チームで動くような展開を作られるとよろしくない

マサ君と共に集団最後尾付近へ並ぶ
この人数ならローリングスタートで先頭まで上がれる為、前目に並ぶ必要もなかった

ローリングスタートで一気に先導車の後ろにつきレーススタート

ここから5周目に設定された中間スプリントポイントまでは、5名前後の少人数逃げ→集団追走

大体マサ君が逃げに乗る動きを見せるので、自分は追走したい選手の後ろに着く
極力インターバルを掛けないように集団内でやり過ごす

5周回目の中間スプリントポイントはあわよくば取りたいと思ってた

この辺りは事前にマサ君とよく話し合ってなかった気がする←

4コーナー手前でマサ君アタック
自分が後ろにピッタリ付いて4コーナーを抜ける
4コーナーを抜けたところから先頭交代!
マサ君から

「後ろ離れてる!踏んで!」

と言われたのでマサ君がドラフティングに入った状態からシッティング加速

このままスプリントライン抜けるかーーと思ったらマサ君が必死の形相で横に並んでくる
その表情から

「周回賞くらい寄越せやぁぁぁ」

という圧を感じた笑

ここでチームメイトで争うのは不毛すぎるのでスプリントポイントはマサ君先頭で通過

後ろとの差がだいぶ開いていたのでここからマサ君とトラバラスタート

とはいえ本気で踏んでも逃げれる可能性は微妙なので4倍のペース走で様子見

1.5周ほど逃げたところで、集団との距離が縮小


2コーナー過ぎたところでマサ君と捕まりそうだからカウンター警戒しよう!と話しつつ吸収される

吸収後マサ君は脚を休める為集団中程へ

自分は先頭でカウンターアタックに備える

バックストレート中程でヤンヤン君がアタック!

ヤンヤン君のアタックに反応した選手に追わせる形でブリッジ

少し抜けたのでこのまま3人で回していくかと思ったら2番手の選手が足を止める🙄

というかローテを回る事もなく右によけるだけという🙄

ヤンヤン君と二人で回らんのかーーい!とツッコミを入れつつ再び集団へ戻る

さっきの逃げ以降明らかに自分に対するマークが厳しくなっている

というより先頭付近にいるのにローテ拒否する選手多すぎ🤔

その為自分も先頭固定だけど踏まずにペースで走る
ラインは左側よりにしてわざと右側ラインを開ける

集団のペースが緩めば必ず逆サイドからアタックする選手がいるので余裕を持って反応

ラスト3周も周回賞前と同じくこう着状態

こうなると最後は集団スプリントになるので、事前の打ち合わせ通りの流れ

視界にマークする2名を入れながら周回を重ねる

最終コーナーをマサ君先頭で突っ込んでそのまま自分を発射して早駆け勝利

あとは宮田君の番手をキープ

マサ君の読み通り宮田君がマサ君の番手をキープ
そしてその後ろに自分

このまま左側からマサ君ラインでバックストレートを抜ければ作戦通り

とはいかず…

バックストレートに入るとマサ君ラインが中央へ埋もれてしまう…

マサ君は左側、自分は右側へ分断
番手を前目に上げて、最悪の場合自分から仕掛けて動く事も視野に入れる

そのタイミングでがんまさんが左側の空いたラインからアタックしようとしてるのに気づく

マサ君も同じくがんまさん番手についているのでこのままがんまさんアタックから当初の陣形に戻す!!

がんまさん先頭で3コーナーを抜けその直後岐阜第一の選手がアタック!

マサ君が即反応して二人が抜ける

ここは何としてもマサ君の番手で4コーナーを抜けなければ…

フルパワーでもがいてがんまさんを交わし、4コーナーをマサ君ラインで突っ込む

アタックに反応時

明らかに自分だとオーバーペースだけど、狂ってるマサ君のコーナーリングを信じる←

マサ君が番手に自分がいることを確認し、先行する岐阜第一を捕まえるべく差を詰める

ラスト500m手前で岐阜第一をキャッチして、マサ君先頭

ダンシングの出来ないマサ君にこれ以上のペースアップは厳しいだろう…

そしてこのままだと後続に自分のドラフティングを使われてラストに挿される可能性が高い

ここは行くしかない!!

と500m過ぎからスプリント発射!!

500mスプリントスタート

ラインをイン側の最短ラインに切り替えてもがき続ける

スプリント開始250m時

あかん…脚と心臓がやばい…

後ろとの差はどんなもんなんだ…

ラスト200mを過ぎ振り返るとそこには…

万歳して喜ぶマサ君\(^ω^)/

「いや、喜ぶの早いわ!!!」

限界を超えて垂れ掛けたけどあのマサ君の万歳を見てしまうと…

ここまでお膳立てしてもらった以上最後まで踏み切るんや!!

見た感じ追走との差はまだ50m強

一度シッティングに切り替えてもう一度もがき直し

もう限界な脚と心臓

最後は車体一台分ほどの差で先着!

脚と心臓が一杯一杯で頭の中真っ白

考えていたガッツポーズも出来ず結局いつもと同じ左手を振り上げるポーズ🦍

レース後一緒に入った選手たちから、肩を叩かれ祝福の言葉を掛けてもらえたのがすごく嬉しかった

ナイスアシストをしてくれた脱臼明けマサ君
周回賞とラストを取ったmkwの図
撮影はkroneのYAMADA君

あとがき

平田クリテリウムにエントリーし始めて早3年
最初からC2にエントリーをして、今年まで毎年のように挑んできた

結果は2019年2位一回、3位一回、着内二回、その他集団ゴール

やっとC2で優勝する事ができた

3年前からの忘れ物を回収したので次戦からはC1に再挑戦します

今回mkwに所属させてもらえる事になり、これまで平田クリテ、長良川AACAなどでライバルだったマサ君と共に戦う事になった

これまで平田クリテなどで単騎参戦する事がほとんどでC1でイナーメやネレバーニがチーム戦をしているのを憧れの気持ちを持って戦ってきた

次戦からはマサ君と共にC1へチャレンジ

まずはC1をしっかり完走出来る実力を付け、その後は上位勢と張り合えるようになりたい

今回ゴール前において500mから早駆けしたものの、自身の最大射程距離300mを大幅に超えた位置から発射した

岐阜第一を吸収したこの時に番手が離れている事を確認しなかった…

冷静さを失っていたと感じる

最後のこの場面でこそ冷静さを持ってマサ君に、もう少し引いてもらいラスト300mから発射するのが自分の一番自信のある勝ち方

今後戦う上でも最終盤や勝負どころでの冷静さは必須なスキル

今後も勝てる選手である為にも精神面も改善していきたい

次戦は来週の新城AACA1-2
今回同様マサ君と共にエントリー
このコースは昨年マサ君が好レースをしたコースなので、今回アシストしてもらった分きっちり働きで返そう!

photo by ザキヤマさん、YAMADA君
(2019年のレース写真はようかんさん)

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