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インタビューを受ける人の話し方について

最近、テレビを見ていて街頭インタビューを受ける人の話し方で、気になることがあります。話し方の癖と言うべきなのか、流行というべきかのかわかりませんが、なぜみんな同じような話し方になるのか疑問なのです。

それは以下のような話し方です。

「・・・・・ですし、・・・・・なので、・・・・・だと思います」

実は、この話し方が気になり始めたのは、それこそ10年以上前のことでした。サッカー選手が試合後のインタビューで、自らのプレーを振り返ったり今後の目標について話すとき、このセットがよく示されていました。その後、サッカーのみならず幅広くスポーツ選手に広がって、いまやインタビューに答える人の多くがこのセットを活用して、言葉を当てはめているように感じます。

この話し方が気になってきたのは、私がそれらを文章に起こす仕事もしていたからだと思います。同じような言い方ばかりになるので、趣旨は変えずに書き方を変えていました。しかし街頭インタビューのように映像に残っているものは変えられません。違和感そのままに流すことになるのでしょう。

言葉は生き物なので変わっていくことはよくありますが、定型文というか文法のようにみんなが同じフレームに単語を当てはめるかのように似通った話し方をしていることに、なんだかとても違和感を感じるのです。これも職業病なのでしょうか。

自分自身はそうした話し方はしないように心がけていますが、もしかすると使っているのかもしれませんね。でも、やはり気になるのなら、自分だけでも使わないようにしていこうと思います。

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