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PowerAutomateDesktopでExcelの表をJSON文字列に変換例

PowerAutomateDesktopでExcelの表をJSON文字列に変換する事例です。WebサービスのkintoneにAPIでインポートする用途のJSON形式で、Excelの表をもとに3階層のJSON文字列に変換します。

アウトプットイメージ

アウトプットのイメージは次のとおり、ExcelのファイルをJSON文字列に変換します。JSONの仕様は、複数のレコードを登録する - cybozu developer network に従います。

JSON文字列に変換のイメージ

なお、同様の処理をExcelのVBAで実施した事例は次のとおりです。

設定の全体像

設定するフローは、次の4段階です。
・Excelの対象範囲を取得
・JSONに変換用テーブルの準備
・JSONに変換用のテーブルに値代入
・JSONに変換
※ フローを他から呼出して利用できるように、入出力変数も利用します。

Excelの表をJSON文字列に変換の設定イメージ

他のフローからの呼び出し、入出力変数については以下で説明しています。

設定の詳細

1.入出力変数の設定

編集画面の右側の「入出力変数」の欄で、「+」マークをクリックし、以下を設定します(変数名:説明)。
いずれもテキスト型で、既定値は利用状況にあわせて修正します。

AppID: 入力変数。kintoneのアプリIDです。
ExcelFilePath: 入力変数。読み込むExcelファイルのフルパスです。
  事例では”E:\登録データ.xlsx”を設定しています。
EndColumn: 入力変数。ExcelファイルでJSON変換したい最終列です。
EndRow: 入力変数。ExcelファイルでJSON変換したい最終行です。
CustomObjectAsJson: 出力変数。JSONに変換した結果です。

入出力変数の設定例

入力変数の設定画面の一例は次のとおりです。

入出力変数の設定例

各アクションの設定詳細とコードは以下よりご確認ください。
24時間以内であれば、返金申請が可能です。有料の内容が期待と異なる場合等は利用ください。

  • サンプルファイルの再配布は禁止しております。

  • 確認のツールは「Power Automate Desktop」(version 2.46.163.24194)です。

【免責事項】
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