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【スギウォーク #1】小諸

皆様お待ちかね(?)の新企画、スギウォークの時間である。
この企画は、長野県内の魅力的なスポットを紹介するものであり、私が散策した際の備忘録でもある。

記念すべき第1回目は「小諸」。
「たまには妻とデートもいいじゃない。人間だもの」などと考えていたところ、お互いのスケジュールが合致。
「桜を見に懐古園へ行こう」という誘い文句が功を奏し、スギウォークが実現した。
それでは、訪れた場所を時系列順に振り返っていきたい。

①停車場ガーデン
小諸駅前の公園は非常に整備されており、色鮮やかな花々が観光地としてのあるべき姿をたたえていた。
その公園内にあるレストラン兼カフェが「停車場ガーデン」である。
花屋・土産屋を兼ねている店内はアットホームな雰囲気で、寛ぎの空間を演出いていた。
12時を過ぎ、お腹が空いて力が出ないアンパンマンと化した私は、「信州むらさき米と季節野菜の菜園風カレー」にスープ・プチデザートを付けたものを注文。

彩りが鮮やかで、見るからに「当たり」。
カレーは口に入れた瞬間に甘みが広がり、その後スパイスが効いてくる自分好みのもので、使われている野菜も非常に美味しかった。
デザートは「プチ」と謙遜しておきながら、パウンドケーキ・ミルクプリン・イチゴの贅沢な3種。こちらも非常に満足感が高かった。
早速良いところに来たなぁ。その日1日の期待が高まる滑り出しとなった。

②小諸義塾記念館
続いて訪れたのは「小諸義塾記念館」。
小諸義塾とは、西欧文化とキリスト教信仰を身に着けた木村熊二が、1893(明治26)年に設立した私塾である。日露戦争による財政難の影響で1906(明治39)年に閉塾したが、わずか13年の間に多くの有能な人材を輩出した。
島崎藤村は国語・英語の教師として6年ほど小諸義塾にいたため、義塾および藤村に関連する資料が多数展示されており、思わず長居してしまった。
文学や歴史に興味がある方には、非常にたまらないと思う。

③小諸城址懐古園
今回のメインスポットである。
日本百名城および日本さくら名所100選に指定されており、ソメイヨシノやシダレザクラ等が園内いっぱい植えられている。平日に足を運んだにもかかわらず、多くの観光客で賑わっていた。
幸運にも私達が訪れた頃にちょうど満開を迎えたため、存分に絶景を堪能することができた。

園内には藤村記念館や小山敬三美術館、小諸市動物園、小諸市児童遊園地などが併設されており、老若男女が楽しめる設計にも感心させられた。
まさに評判通り。期待を裏切らない素晴らしい観光スポットである。
ただ一つ惜しまれるのは、私が重度の花粉症持ちであること。散策の後半は、とめどなく流るる鼻水に心を砕くことになってしまった。いと悲しき。

④小諸駅のまど
最後に訪れたのは「小諸駅のまど」。
小諸駅舎内にある電源カフェで、「窓」と「ノマド」がかかっているネーミングセンスは秀逸と思った。
1日歩き回った疲れを癒すべく、モナカアイスとバーブティーをいただく。

アイスの甘さとハーブティーの清涼感が絶妙にマッチ。店内の落ち着いたテイストと相まって、今回の散策の締めくくりにふさわしい場所となった。

ざっと駆け足で各スポットを紹介してみた。
皆様も是非一度、足を運んでみてはいかがだろうか。
「スギウォーク」は今後もこんな感じで、不定期連載をしていく予定だ。
観光や近隣散策の一助になれば幸いである。

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