機甲戦隊ケルベロス / フォイエル・スプライト(天体戦士サンレッド×シュピーゲル・シリーズ)

あらすじ

 国土の核汚染により多くの日本人が国外脱出を余儀なくされたもう一つ世界における2016年。
 難民化した日本人が身を寄せるかつてウィーンと呼ばれたオーストリア首都《ミリオポリス》。そこに身を寄せる人々の中にはかつて神奈川県川崎市にて正義のヒーロー・サンレッドと激闘(?)を繰り広げた悪の組織フロシャイム川崎支部の怪人たちの姿もあった。
 かつての本拠地たる日本を失ってもなお、悪の組織フロシャイムの世界征服の野望は決して失せることはない。新天地ミリオポリスを足掛かりに世界征服を達成すべく手始めに街の制圧を目指しIQ150の男・ヘンゲル将軍を参謀長に任命し軍団を再編成。町の侵略に乗り出した。危うしミリオポリス。
 そんな中、悪の軍団の野望を阻むべく6人の少女たちが立ち上がった。ミリオポリス憲兵大隊ケルベロス小隊に所属する涼月・陽炎・夕霧。ミリオポリス公安機動隊要撃小隊に所属する三人の飛行型サイボーグ鳳(あげは)・乙(ツバメ)・雛(ヒビナ)。
新たなる善と悪との闘いが今、始まる!

概要


ミリオポリスにおいてフロシャイムとMPB・MSSに所属する特甲児童たちとの闘いや奇妙な日常が描かれる。

組織


フロシャイム・ミリオポリス支部
 日本から世界各地に疎開したフロシャイムの内、東京支部と川崎支部の怪人を再編した部隊。
 ヴァンプ将軍を支部長としヘンゲル将軍が幕僚長についている。
 ミリオポリスを征服すべく暗躍しているが、『平和的世界征服』の方針は変わっておらず、これといった悪事は行っていない。むしろ、ヴァンプ将軍やフロシャイムの怪人たちは日本以上に治安の悪い環境に辟易しており自警団的な行動に出て犯罪組織との闘争や清掃活動などのボランティアなどに出る始末。
 日本人の難民コミュニティともパイプがありヴァンプの社交性もあって他の民族グループやコミュニティとも良好な関係を築いている。彼らと交流する上で窮状を知りギャングやマフィアなどの犯罪組織やそれと癒着する悪徳警官・企業・政治家に制裁を下す場合もある。
 悪事と言いつつ結構しょうもなかったり、やったことが都市の治安に貢献してしまうことがある。


例:地下鉄は監視の目が緩いため、ここを制圧し補給やアジトの構築先として利用しようとするも、あまりの汚さや環境の悪さに絶句。仕方なく清掃をしたり、麻薬の売人や強盗などを懲らしめているうちに地下鉄を安全な場所にしてしまった。
例2:MPBおよびケルベロス小隊の信頼を失墜させるため無線通信をかく乱し、夕霧がしょっちゅう歌っている不謹慎ソングをフィルター無しで放送・漏洩させる。まじめな人からは批判にさらされたものの夕霧のファンからは大うけで、物的損害は皆無だったためMPBからの謝罪とケルベロス小隊の面々が副長からお説教&始末書で済んだ(この件で涼月は完全にフロシャイム殲滅を決意した)。
 悪の組織を自称し、街の制圧を宣言。基本は高い戦闘力を持つ怪人が集まっていることからMPB・MSSの双方から警戒され、悪徳政治家や警官に制裁を加えることもあるので護憲テロ対策局(BVT)からは最重要危険集団に認定されている。

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