Another World:本作の魔女システムについて

キュゥべぇの契約

 人間の姿をしているため、いきなり話しかけると警戒されてしまうので、きっかけを作り接触する。時には個体を危険にさらすことも辞さない。

 契約に際しては、願いを一つだけ叶えることやその代償に魔女と戦うことに加えて契約で生成される〈ソウルジェム〉の正体が直訳の通りの存在(魂の宝石)であることを事前に説明している。

 また、時間的な余裕がある場合は上記の説明に加えて「本当にその願いでいいのか?」と考える時間を与えている。

 魂を肉体から抜くことで自分が人間でなくなると不安になる少女に対しては、それなりに前例を説明してフォローしている。

 ただし、後述の魔女が誕生する経緯については説明していない。

魔法少女の末路と魔女の誕生

 本作で魔法少女はソウルジェムが濁り切ると魔力を失い魂は元の身体に戻る。この時、《穢れ》は魂と分離し呪いの権化たる《魔女》として具現化する。

 具現化した魔女は呪いを振り撒き人を襲う。願い、もしくは何らかの因縁がある相手を襲う場合がある。

例えば、美樹さやか のソウルジェムから生まれた魔女《オクタヴィア》は彼女の目前で不快な発言をしたホストのショウ。恋敵の仁美、更には美樹さやか本人が想いを寄せていた恭介を狙った。

 また、自己嫌悪などを抱えていた場合は、自分を生み出した元魔法少女を襲う場合があり、ソウルジェムが濁りきることが命の危険に繋がることに変わりはない。それ以前に自分の願いから生まれた存在が他者を傷つけるということなので善良な者や正義感の強いものには辛いものである。

円環の理

 本作の世界線で魂と穢れを分離させ魔法少女が魔女にならず人間に戻る現象およびその法則のこと。

 キュゥべぇ曰く「今とは違う時間軸におけるそう遠くない未来、もしくは現在にて、1人の少女と交わした契約に基づき作られたシステム」とのこと。

 また、インキュベーターたちが魔法少女に対し行う一定の救済もその契約に基づいているらしい。

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