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2023-12-06

Pay money To my Painのドキュメンタリー映画『SUNRISE TO SUNSET』をCRYAMYのカワノと観てきました。良い映画だったし、とにかく重かった。ボーカルのKはちゃんとみんなに愛されていたし、どんなに愛されていても彼の悩みは解消されないまま亡くなってしまったんだなと思いました。俺もみんなが生きてるうちに、俺が生きている間に好きな人にはちゃんと好きと言って、俺が残せる音楽をちゃんと残していこうと思いました。きっといつか、あなたのことを心の底から愛してくれる人は現れるし、その人が差し伸べてくれた救いの手を素直に受け取った方がいいです。いつ突然、どのような形で自分やその人がいなくなってしまうか分からないから。『俺の痛みに金を払え』って良い言葉ですね。彼の音楽は痛々しくて美しくて、誰にも真似できない代物だったと思います。

映画観た後カワノと2人で酒を飲みました。音楽の話とか、友達の話とか、沢山した。同じ目線で話せる数少ない友達だから、これからも長いこと付き合っていきたいと思いました。最後にカラオケ行って1時間歌おうとしたんだけど15分ぐらい叫び散らしたらお互いに飽きてしまって速攻退店した。

帰りにPay money To my Painの『rain』という曲を繰り返し聴いていました。本当にKのボーカルや歌詞は繊細で感傷的で、優しい人だったんだろうなと思う。俺が彼の友人だったら、辛い時に抱きしめてあげたいと思いました。

奇跡的に自分の曲がバズって音楽で暮らせる様になって1年が経ちます。紛れもなく聴いてくれたみんなのおかげだし、俺はこの1年間、自分の研究や好きなことに当てて上手く恩返しが出来なかったかも知れない。恩着せがましいかも知れないけど来年出す曲は俺からの恩返しの要素も、少しだけあると思います。恩返しみたいな要素を多分に音楽に含ませるのは少し不純かなと思うけど、きっとそういう作品になっていると思う。

俺は、きっと他人から見たら少し器用で少し頭が良くて少しズルい様に映るかも知れない。それでも最近の音楽を聴いてもらえば分かると思います。俺は傲慢で自己中心的で不器用で、作った音楽を通して自分の気持ちを分かって貰いたい、俺の音楽を通じて自分や誰かやあの子の痛みを勝手に共有したいと思ってる。

明日から曲作りを再開しよう。残せるものは全て残して、伝えられることは伝えられるようにしよう。時間は有限だから、大切な時間を好きなことに、好きな人達に当ててください。

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