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派遣で入った会社で起きたアクシデントと意外な再会

2012年の十一月と十二月の二か月間、久しぶりに3D‐CADを使った派遣の仕事に就いた。しかもすごい大手企業。給料も時給2000円と今までやってきたどこよりも高かった。

CADの仕事にはブランクがあったものの、できると思った。専門学校や正社員で働いていた頃に使用していたソフトだったし、あれだけプラモデルを使ってモデリングをやってきて操作に慣れていたのだから自信があった。

けれど、実際入社してみると、やはり実務で通用するほどの技術はなく(正社員の頃にパワハラを受けながら教えられた知識もほとんど役に立たない)、「全然できないじゃないの」と女性社員(ぼくに指示をしてくれる上司にあたる人)からたびたび叱責を受けた。

何故かその女性上司からは、入った当初から目の敵のように扱われてしまった。どうも、その人は、新しいプロジェクトで外部からわざわざ人を雇うのを反対していたような節があったのだ。

ただ、ぼくを入社させてくれた部長は本当にいい人で常に気を遣ってくれた。そこが救いだった。年齢が結構若い部長だったけれど、みんなから慕われていた人だった。

それにしても本当に何故なのだろうか。企業で働くと高確率で嫌な思いをする・肩身の狭い思い・自己否定してしまう流れになってしまう。CAD操作に対してもまた自信を無くしていった。

 

業務外のことで、この職場ですごい出会いがあった。専門学校卒業後に正社員として入った会社の同期入社の一人がそこで働いていたのだ。その人はまだ当時の会社に所属していて、今回の会社に出向で来ていたのだ。

数年振りに再会したものの、その人はぼくのことにすぐ気づいてくれた。気さくな人で、その職場でもよく話しかけてきてくれたし、色々とフォローしてくれた。おかげで仕事がしやすくなった。やはり親しく話せる相手がいると気持ちも楽になる。

 

そして、それ以上にこの企業で働いていて一番驚いた出来事は、入社して十日目くらいでプロジェクトがなくなってしまったことだった。

ぼくが本来やるはずだった仕事がなくなってしまい、入社した意味がなくなってしまった。契約期間も一か月短縮された。派遣で入ると、そんなアクシデントもあるのだなと思った。

部長からは謝られたが、契約期間が短縮されたのは、実はかなりありがたかった。前述した女性の上司と接していると(隣にいるだけで)恐怖症の症状(震えや冷や汗など)が出てしまい、うつ病の症状にも影響を及ぼしていたからだ。

部長からは十二月末までの契約期間満了まではやってほしいと言われたので、他の人の業務の手伝いをすることになった。業務内容が一気に楽になった。暇な時間もできてCADの操作を勉強したり、今まで触ったことのないCADの勉強をしたり。

新しいCADソフトを操作できたのは良い経験になったし、楽な業務になっても高時給だったのは本当にありがたかった。

そして任期満了で終了。

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