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【徹底比較】 MSFS2020 vs X-Plane12

はじめに

 私、SQ_shikishima1208は1年前にX-Plane12を、約8ヶ月前にMSFS2020を購入しました。だいたい同じ期間プレイしてきた訳でして、色々両者の癖などを理解してきた"つもり"なので、「これからフライトシミュレーターを始めるんだ!!」というフラシム童貞の方々や「片方は持ってるんだけど、コッチにも手を出したいなぁ、、、、」というワンオーナーの方々に参考になればと思いコチラの記事を書かせていただきます。
今までマトモにnoteを書いていない私ですが、今回はチョットだけマトモに書いて見ようかなと思っております。


景色

 MSFS2020とX-Plane12の昼間の景色を比較します。

MSFS2020
X-Plane12

 さて、どうでしょうか。
 私、個人的にはMSFS2020からは夏の雰囲気を感じます。一方X-Plane12からは空位の澄んだ冬の雰囲気を感じます。一応ですが、同じ時期にこのスクリーンショットは撮影しています。
 ひとつこの景色に関して思ってる事があって、色出しについてなのですが、MSFSの場合、おそらく暖かみのある色出しを行ってて、X-Plane12の場合では、その反対の寒みのある色出しを行ってるのかと思います。スクリーンショットが存在せず大変申し訳ないですが、上空を飛行させている際に感じた事があって、X-Plane12の方では見慣れた「澄んだ冷たい冬の朝」に近い空気を感じます。一方MSFSは慣れない空気感。おそらくですが、「雨上がりの夏」かと思います。
 空気のシミュレーションが両者共に大幅に差異があると考えられますが、どちらもとても綺麗だと思います。
 数多くの方がMSFS2020を何故か強く勧めて居ますが、私は個人の好みかなと思います。ちなみに私はX-Plane12派です。

建物群の再現

MSFS2020
X-Plane12

 この2つのスクリーンショットを見て、何かに気づいたらあなたは天才だと思います。
・MSFS2020は"地表の建物のほとんどが3Dで再現されている"
・X-Plane12は"空港以外の建物がほとんど再現されていない"
 この違いでございます。
 もちろん、私がX-Plane12で設定していないだけです。設定していた頃のスクリーンショットがあったのですが、どこかに消えていますね笑
 話を戻しまして、MSFS2020ではこの建物群を"プラグインなし"で表示させる事が出来ますが、X-Plane12の場合は"サードパーティのシーナリーで表示させる"必要があります。もちろん、X-Plane12でも建物群をシーナリー無しで表示させる事が出来ますが、アジア地域では違和感を感じますし、少しだけリアル感がありません。
 X-Plane12にサードパーティのシーナリーを導入する方法は後の記事で解説しますので、私をフォローし、待っていただければ嬉しいです。

VATSIMのやりやすさ

MSFS2020
X-Plane12

 MSFS2020のスクリーンショットですが、このスクートの右にいるシンガポールがVATSIM TFCです。X-Plane12のスクリーンショットですが、奥のB787がVATSIM TFCで、そのほかの機体も表示されています。これらの違いですが、VATSIM TFCの上部に"コールサイン表示がくっついているか、くっついていないか"の違いです。もちろん、X-Plane12も設定を変更してやればコールサイン表示をオフにする事ができます。一方MSFS2020では、コールサイン表示をオンにする機能が無いです。

コールサイン表示をオンにするメリット

表示オフ
表示オン

 比較的忙しい海外空港でVATSIM上で飛ばしている方なら分かるかと思いますが、例えば、私が日本に帰る時にロンドンヒースローで受けた指示で、
「JAL42 heavy. Give way to the north bound TFC, taxing on E, a BAW A350. Then taxi via G,E,A. Hold short of PLUTO.」
 と、ターミナルを出てから少しした際によく言われる指示がありました。この指示の場合、南側からやってきたBAWのA350に道を譲らなければなりません。この際に事前に状況把握をする必要があります。
「あぁ、あの今Eを走ってるBAW15に道を譲ればいいのね。」
 と理解できます。
 例え、コールサインとTFCの塗装とがマッチングされていなくても、コールサイン表示があるおかげで円滑に行えます。
 一方、コールサインが表示されていないMSFS2020の場合、今回のBAW15の塗装が見つからずに機体とマッチングしないので、異なる塗装、又は異なる機種で表現されます。そう、どれがどの機種で、どの機体に道を譲ればいいのかが分からなくなります。(←実際に経験済み)
 さらに、管制官がいないUNICOM空域で飛ばして居る際、他の飛行機がどうやって飛ぶかを通報している中、どれがその通報をしている機体なのかが分かりません。
 これはMSFS2020の仕組み上、VATSIM TFCの表示をFSLTLに頼っているのが理由です。現在のFSLTLのモデルマッチングがイマイチなため、忙しい海外空港でMSFS2020を使って飛ばす場合は注意が必要です。

チャットの見やすさ

X-Plane12

 X-Plane12ではこのように管制や他機からメッセージが届くとこのようにチャットボックスが表示され、全文をカンタンにわかりやすく確認することができます。
 しかし、MSFS2020ではこのようなチャットボックスを開くにはいちいちvPilotを開かなければならず、少々使い勝手が悪いという印象があります。

機体アドオン

 私はMSFS2020の方では無料機体しか触っておらず、有料機体は友達の家で2、3回飛ばさせて貰った程度なので細かいことは伏せますが、基本的には質はそこまで変わりませんが、MSFS2020の一部のアドオンには違和感を感じます。

X-Plane12
MSFS2020

 言い方が悪いかもしれませんが、X-Plane12のMD11とMSFS2020のMD11を比較しますと、X-Plane12のMD11は高品質でサウンドも良く、またシステム周りの品質もカンペキです。一方MSFS2020のMD11は何かと違和感、不自然な挙動を示したり、エンジンサウンドがテキトウな雰囲気を感じ、"やっぱりMD11はX-Plane12の方がいい"と感じた次第です。
 MSFS2020では老舗のPMDGでさえも、全ての信頼や実績がリセットされた状態から始まっています。ですから、今までの実績があってもMSFS2020になった途端使い物にならない、などのトラブルは絶対にあると思います。
 PMDGのB737-800ですが、フライトモデルがおかしくなる、オートブレーキを3にしても全然止まらない、オートパイロットが言うことを聞かないなど、さまざまなトラブルを耳にした事があります。
 現状のMSFS2020アドオンは発展途上です。

量(MSFS2020)


kuro B787-8

・PMDG B737-600/-700/-800/-900ER
・PMDG B777(開発中)
・kuro B787-8
・Horizon B787-9/-10
・iniBuilds A300-B4-600R
・Fenix A320-200
・FlyByWire A320neo
・Aerosoft A330(開発中?)
・Headwind A330-900neo
・Aerosoft CRJ-700

量(X-Plane12) 

Toliss A340-600

・Aerobask Phenom300
・HotStart Challenger650
・FlyJSim B727-200(アップデート宣言済)
・FlyJSim B737-200(アップデート宣言済)
・IXEG B737-300
・Zibo Mod B737-800
・Feliss B747-200B
・FlightFactor B757-200/-300/-F + アビオニクス近代化プログラム
・FlightFactor B767-200ER/-300ER/-400ER/-F + アビオニクス近代化プログラム
・FlightFactor B777V2(開発中)
・iniBuilds A300-B4-600R
・iniBuilds A300 Beluga
・Toliss A319-200
・FlightFactor A320-200
・Toliss A320neo
・Toliss A321-200/neo
・Toliss A340-600
・FlightFactor A350-900

シーナリー

X-Plane12
MSFS2020

 MSFS2020ではiniBuildsを中心に高品質で信頼性のあるシーナリー事業が展開されています。
 一方X-Plane12は有志のチームがシーナリーを作成し、無料で公開しているパターンが多いです。
 シーナリーの量に関してはX-Plane12が良いと思われますが、質に関してはMSFS2020一択かなと思います。

環境構築の難易度

 MSFS2020とX-Plane12とで、必要なプラグインや追加ソフトウェアなどをまとめてみましたので、参考程度に。

MSFS2020

・GSX pro (for MSFS)
・MSFS VDGS system
・Simbridge
・FSLTL
・vPilot

X-Plane12

・BetterPushback
・Ground Handling Deluxe
・SAM world jetways
・XP Realistic
・VDGS plugin
・X-Camera
・AviTab
・Fly with lua
・xPilot

まとめ

MSFS2020
X-Plane12

 いかがでしたでしょうか。両者の違いについて触れてみましたが、違いや追加事項に気付いたらまた更新するつもりですので、フォローをお願いしますネ☆

MSFS2020はこんな人にオススメ!


 ・空港の風景や建物にこだわりたい!
 ・綺麗な景色の中で飛ばしたい!

X-Plane12はこんな人にオススメ!


 ・自分である程度調べて環境構築ができる!
 ・機体アドオンの質や量にこだわりたい!
 ・リアルなフライトモデルを体験したい!
 ・VATSIMで飛ばしたい!
 ・低予算でプレイしたい!

以上です。ご覧いただきありがとうございました。

shikishima1208


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