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240527_普通に熱ヤバい

・お風呂からあがって化粧水を付けて、乳液をつけるまでの浸透を待つほんの少し空けた時間で、寝る前に飲む白湯を沸かしている時「俺今もしかして人間なんじゃ...?」と思った。
生活の実感。

・俺は破壊衝動と破滅願望が強くて、持ち物やら身体やら人生やら生活やら苦労して手に入れてきた色んなものをわざわざ破壊したくなってしまうのだけれど
先日友人に「物壊しカフェ」に行かないかと誘われた。なんでも、ワレモノや家電を壊せる体験が出来るらしい。
確かに前者の破壊衝動は満たせるかもな〜と思ったけれど、そこで消費する破壊衝動ってその場限りに"用意した"もので、"衝動"では無いんじゃないか...?と思ってあまり気が進まなくなった。
衝動はいつもその場で発散してしまっているので。

帰り道に見つけた、枯れゆく中で一輪だけ咲いていた花

季節の変わり目というか、温度が急激に変わると俺は絶対に風邪をひく。主に3月、6月or7月、9月or10月が多い。
普段から手洗いうがいだけは欠かさないようにしているのだけれど、なるものはなるらしい。
そもそもの免疫力が高くないのか、ワクチン接種した時も1週間熱が出続けたし、季節の風邪でも夜になると38〜39度まで上がって結構苦しい。

そして何故か5月下旬にしていつもの症状が出始めた俺は、重くならないうちにこの1週間でやる予定の事を全部済ませてしまおうとギターを背負いダンボールを抱えて外へ向かった。
ギターは楽器屋に売りに行く為、ダンボールは売った物の発送の為。
都会でも田舎でもない、一丁前に高層マンションが数本並び立つ上り下りの激しい道を歩いていく。

結果から言うと、俺は熱で朦朧としながら慣れ親しんだ地元の道を間違えまくり、結局ギターを抱えたまま往復8000歩歩いて帰ってきた。
どうやらギターは弦を張っていないと査定が出来ないらしい。出来ても状態によっては買取不可の可能性があると。
考えてみればそりゃそうだ。
店員さんは親身に「今ここで弦を買えば査定出来る」と提案してくれたけれど、そもそもお金が無いからギターを売りに来た俺は弦なんて買えるはずもなく、平謝りしながら買取キャンセルをして店を出た。

そこから熱が上がったのか水分が足りなくなったのか意識が朦朧としだし、慣れ親しんだ地元の道を何度もグルグル回り、8000歩歩いてようやく帰ってこれた。
距離としては1kmなのに。

ショーウィンドウに映った、ギターを背負い道に迷いながら歩く自分の姿は夢を追って東京にやって来た少年のようで、これがガールズバンドクライかぁ〜と思った。

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