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夢を叶えてモチベーションが「無」になったフリーランスエンジニアが、再び夢を取り戻した話

これは、自分を見失い、「持っているものなど何もない」と錯覚したフリーランスエンジニアが、POSIWILL CAREER(以下、ポジウィル)受講をきっかけに人生が変わった話である。

普段文章は書かないが、あまりに劇的な体験だったため、自分の備忘録として残しておきたいと思う。

この記録が、自分と同じように、迷っている方の参考になれば幸いである。

■ 受講のきっかけ

自身の経歴
【年齢】33歳(受講当時)
【学歴】大卒(専攻:情報工学)
【業界】アパレル業界→会計→警備→IT業界
【経歴】派遣社員(アパレル販売スタッフ)→会計事務、一般事務→技術者派遣→フリーランスエンジニア
【現在の職種】システム開発エンジニア(Web)
【業務内容】会社社内で使われている業務系Webアプリケーションの開発

フリーランスエンジニアとして収入も安定し、夢が叶ってしまったところから、この話は始まる。

「フルリモートで働けるフリーランスになる」というのが、情報工学出身でありながら、一度エンジニアを諦めた自分が抱いた夢だった。
それを叶えるために、無我夢中で走ってきた。
運良く、コロナ禍という情勢も味方した。

描いた夢を実現できたのは、去年の暮れのことだった。
案外あっけなくて、少し拍子抜けしたことを、よく覚えている。

念願叶ったのはいいものの、さて、次の目標はどうしようか、と考えたときにふと、気づいてしまった。
夢中で走ってきたけれど、自分には何もない。
好きなことも、得意なことも、スキルも、人脈も、話術も、根性も、何も。

ちょうど入っている案件が変わったこともあり、与えられるタスクを十分にこなせていないという自覚もあった。
焦るばかりで、少しも好転しない日々。
何をやってもうまくいかず、空回りする。
そのうち何をしていいかわからなくなり、何もできなくなる。
ただただ、相手からの信頼が失われていく感覚があり、それが心をザクザクと突き刺していく。
それがまた判断を鈍らせ、更に事態は悪くなる、という負の無限ループに陥っていた。

ただ、残念なことに。
こういうことが初めてだったわけではない。

以前の職場でも、任された仕事がうまくいかなかったときに同じようなループに陥り、逃げ出してしまった。
「過去の自分にだけは、絶対負けない」という謎の意地が発動したおかげで、なんとか案件自体は乗り切ったものの、このままではだめだと思った。

今解決しないと、また同じことの繰り返しになる。
そして、次同じ事が起こったら、きっともうリカバリできない。

そんな予感があった。

だが、どうにかしようと自分について考えれば考えるほど、ドツボにハマっていった。

なぜ逃げてしまうのかわからない。
得意なことも好きなこともわからない。
何も見えない。苦しい。

そんな雁字搦めのときに出会ったのが、ポジウィルだった。

■ 無料カウンセリングを受けて

もうフリーランスやエンジニアは向いてないだろうから、やめよう。
やめる決断をするために、背中を押して貰おう。
そう思って無料カウンセリングに申し込んだ。

無料カウンセリングでは、以下のような自分の悩みを語った。

  • プレッシャーに弱く、すぐ逃げてしまうこと。

  • 自分に自信がなく、提供できる価値がなにもないと思っていること。

  • 次の目標が浮かばないこと。「無」の状態が続いていること。

  • フリーランスエンジニアには向いていないと思うから、やめようと思っていること。

相槌を打ちながらにこやかに聞いてくださった担当の方は、穏やかな表情と口調のまま、こんな一言を投げかけてくださった。

「逃げることが最大のモチベーションだったんですね。その環境から逃げるために、最大限努力してきたんです。でも、それが変わってしまったんですよ。今は燃えもしない感情を、心にガンガン投入してる状況なんです。だから『無』を感じるんです」

衝撃だった。
目から鱗とは、まさにこのことを言うのだろう。
この言葉は、この「何も生まれてこない状況」の原因を的確にブチ抜いているのだろう、という確信があった。

この人なら。このサービスなら。
もしかしたら、このなんともならない、雁字搦めになった自分を救ってくれるかもしれない。
かすかな希望をいだいた瞬間だった。
そしてこれが、後に1ヶ月お世話になる、永井さんとの出会いだった。

■ トレーニングの感想

まず行ったのは、つらい思いをしていた過去の自分を掘り起こすことだった。
今回のトレーニング中に、封じ込めていた自分は3人見つかった。
見ないふりをして、心の奥底に封じ込めていた自分を見つけ、その自分に自分自身で声掛けをする。
それを重ねていくことで、心のうちに溜め込んでいた負の感情も次第に小さくなっていった。

このトレーニングを永井さんと行ったことで、大きく変わったのは以下2点だと感じている。

① 物事をありのまま受け止められるようになった

ネガティブの権化だった自分だが、物事はすべて「ただ起こるだけ」と受け止められるようになった。
捉え方が変わったからか、仕事やプライベートでミスをしても必要以上に自分を責めることがなくなった。

「ポジティブな人になれ」と言われ、そうなりたいと願っていたときには手に入らなかった捉え方が、まさかこんな形で身につくとは思わなかった。
嬉しすぎる誤算である。

② 客観視が少しできるようになった

永井さんから、「客観視ができていない」と言われたときには少しショックを受けた。
内省はよくやっていたので、自分を客観的に見ることはできていると思っていたが、そうではなかったことに気が付けた。

永井さんという伴走者を得たことで、その視点を借りる事ができ、少し自分の中に取り込むことができた。
自分一人で自己分析していたら、この能力は身につかなかっただろう。
さらに、客観視ができていると思い込んだまま見当外れの自己分析を突き進んでしまっていたと思うと、今の段階で気付けて良かったと心の底から思う。


また、トレーナーの永井さんは、こちらがなにか気付きを発信すると、
「その気付きは素敵ですね!」
「めちゃくちゃ素晴らしいです」

と、考えや発言を肯定してくださった。
褒められることに慣れていないため、最初はくすぐったさと収まりの悪さを感じていたものの、それが次第に安心感に変わっていった。

そして、永井さんは面談の度に課題を出してくださるのだが、これがまた絶妙だったように思う。
読書課題や、過去の自分に向き合うことが課されたかと思うと、ランニングや映画鑑賞だったり、更には服を買いに行く(!)など、その時の自分に一番必要なことを実行させて頂いた。
結果、外出が案外苦手じゃないことに気が付いたし、考え事や大事なことをする時は一人で向き合うほうがいいことを知ることができ、大きな収穫となった。

■ トレーニングを終えて

永井さんとともに駆け抜けた1ヶ月は、気付きが多く、学びと驚きに満ちていて、楽しさと共に、あっという間に過ぎ去っていった。

新しい案件の現場では以前が嘘のように仕事をこなせている。
これから何をしようか、ポジティブな気持ちが心の内にあるのが分かる。
自分の目指すところがはっきりとわかっていて、そのための準備と計画を練るのにワクワクしている。

劇的に変わった自覚はあるが、ここまで変われたのは、
「受け身にならず、自分から行動したから」
「自力でどうにもできないことをプロに任せたから」

だと思っている。

自分一人でやるには、限界がある。
だが、自分が変わろうと思わないと、何も変わらない。

加えて、「変わること」にはどうしても痛みが伴う。
過去の自分と向き合うことは、苦しいし、つらい気持ちも蘇ってくる。
だが、一人で向き合うわけではない。
つらいときには支え、発想の転換方法を見せてくれる伴走者がいる。
それが、自分の心を素直にさせ、より自己理解が深まる結果となったように思う。

正直、当初予定していた金額よりかなり大きい投資額となってしまったが、結果自己肯定感も上がり、今後目指すところも定まった。
生きやすく、人生が楽しくなるというオプション付きである。
投資した価値は十二分にあったと、大満足している。


最後に。
1ヶ月という短い期間だったが、自分がここまで変われたのは、永井さんが担当だったからだと思う。
穏やかな雰囲気でとても話しやすく、こちらの気付きを肯定してくださるその姿勢に一番救われたと感じている。
こちらの、「感情が高ぶると泣くが、気にせずズバッと言ってほしい」という要望に誠心誠意応えてくださったこと。
そして最後まで一緒に走りきってくださったことを心より感謝したい。


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