見出し画像

ソフトバンクは「成層圏通信」で何をやろうとしているのか

皆がまだピンと来てないキーワード

今回のコラムも、最新号である『会社四季報』春号から「少数ワード」の1つである「成層圏」について考えてみた。

いつもお伝えしているように、少数ワードとは「まだ一般的には顕在化していない、水面下にある潜在テーマ」ととらえている。今後の世の中の流れ次第で大きなテーマになる可能性を秘めている要注目のキーワードを指す。

「成層圏」という見慣れない「少数ワード」


「成層圏」のワードは、ソフトバンク(9434)のコメント「【成層圏】ESG債を300億円発行し、成層圏通信の整備資金に充当。気象データ用い、小売店向け客数予測のサービス提供開始」に出てくる。この言葉は全上場企業のなかで唯一見られるだけなので、まさに潜在テーマだ。

ここから先は

2,957字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?