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四季報春号読破 ! 「来期企業業績は明るい」と言えるワケ

日本株が今後も堅調な3つの理由

最新の『会社四季報』春号(2023年2集)の完全読破が終了した。これで26年目に入っている私の四季報読破は合計で102冊となった。

来期業績の方向性は「全体としては悪くない」

読破直後の第1印象は、「ちょっと解釈が難しい四季報だが、全体として悪くない」という感じだった。

「ちょっと解釈が難しい」というのには理由がいくつかある。まず、全体の景況感を表す「合計3570社」(2023年1月期~2023年12月期が本決算の企業が対象)の営業増益率について、今期分は前号(新春号)比で大幅に下振れていて、見た目の印象が悪いことだ。

また、今回の春号は上場会社の約70%が決算期を迎える3月に発売される。大半の企業にとっては決算期をまたいで、すぐ4月からの新年度入りするタイミングでの発売だ。この場合、「通常注目する今期業績を見るべきなのか、それとも来期業績を見るべきなのか」ということだ。

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