マガジンのカバー画像

【経営者向け】マネジメントお役立ち記事

35
マネジメントが楽になる「識学理論」をわかりやすく解説しています。経営者・管理職向けの内容です。
運営しているクリエイター

#人事

貴方の会社に離職者が多い理由

近年少子化が顕著になり、人材不足の時代となりました。20~30年前に比べて転職が当たり前になってきた環境のなかで、社員の離職に頭を悩ませる経営者の方も増えています。あなたの会社では、こうした問題に対しどのような施策を講じるか明確になっているでしょうか。実は、社員の離職に限らず組織で起こる問題の多くは誤解や錯覚が原因です。今回は、離職を防ぐための対策について、誤解や錯覚という観点から考えていきます。 採用前の誤解・錯覚社員の離職を防ぎたいのであれば、まずは採用前の段階における

"組織図"はなぜ会社に必要なのか?

識学では、組織図、ルール、評価制度の三つをそろえ、これらをもとに組織を運営することが極めて重要だとお伝えしています。今回はこのなかで組織図に焦点を絞り、その重要性と作成時のポイントについて解説していきます。成長を望むすべての経営者、リーダーの方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。 組織図が果たす役割 組織図は、組織や企業の内部構造を明確化したものであり、組織の全体像、指揮命令系統を示す極めて重要なものです。にもかかわらず、そもそも組織図がないとか、あっても長く更新され

会社を成長させたいなら、"理念経営"は不向きである。

会社が何のために存在するのかを明確にしたものが企業理念であり、企業理念を軸に会社を運営していくことを理念経営と呼びます。今回は、企業理念の正しい形とその使い方について論じた後、理念経営を目指すべきか否かを考察していきたいと思います。 企業理念とは まず、企業理念がどのようなものか詳しくご説明します。 企業は多くの支持者によって支えられています。顧客、社員、株主、こういった人たちの支持がなければ企業は何もできません。企業理念は、企業が何のために活動しているのかをこの支持者た

"組織崩壊"を引き起こした当時のマネジメントを「識学」で振り返る

業績を上げるためにどう振る舞うべきか? こんにちは。識学講師の堀江と申します。マネジメントに関する悩みは尽きないものです。 現在、組織コンサルタントとして活動している私も、前職の生命保険会社では、管理職として日々部下のマネジメントに悩んでおりました。 振り返れば、成功を収めたと思えることがある一方で、数多くの失敗も重ねてきました。自身の経験を踏まえ、マネジメントにおけるヒントを皆様にご提示したいと思います。 部下に説教され退職者続出生命保険会社の営業マンは、基本的に営

累計29万部突破した『リーダーの仮面』のメッセージを識学社員が要約してみる。

こんにちは。識学でマーケティングを担当している城所と申します。今回は、識学代表安藤の著書『リーダーの仮面』の内容を、要点を絞ってお伝えしていきます。 はじめに多くの組織では、プレーヤーとして優秀な成果を上げた人がマネジメントのポジションに就くことになると思います。 それでうまく回れば良いのですが、残念ながら多くのリーダーはその変化に戸惑います。 優秀なプレーヤーがマネージャーなったとき、彼らがよく犯す失敗は下記のような行動です。 手取り足取り自分のやり方を教える  

豊臣政権が一代で滅んだ理由を、マネジメント理論「識学」で考えてみる

こんにちは。識学講師で営業部長を務めております有手と申します。 豊臣秀吉といえば、貧しい農家の出でありながら天下統一を成し遂げた成功者として語られることが多い反面、朝鮮出兵や嫡子への偏愛、さらには死後に後継者問題を発端として一族が滅亡したため、失政者としての評価も付きまといます。 豊臣政権が一代で滅んだ理由を考察し、長続きする組織に必要なものは何か検討します。 豊臣秀吉とは豊臣秀吉は、織田信長、徳川家康と並ぶ「戦国三英傑」の一人です。 1536年、尾張(現在の愛知県西

社員のやる気の原点は「所属意識」である。

会社をよくする為には働く社員が生き生きとやる気を出せる環境が大事、でもそのやる気をどう出させるか、 多くの経営者がこのやる気に紐づく社員のエンゲージメントを大切にしています。 エンゲージメントとは「個人と組織が一体となり、双方の成長に貢献しあう関係」のことを指し、会社の為に力を発揮して欲しい、そして社員も成長して欲しいと経営者は願っているはずです。 しかしながら働き方が多様化した現代において、社員のエンゲージメントを上げることはそう簡単なことではなくなってきています。