見出し画像

ハンドル,なんて読むの?

 自分のハンドルを解説するなんて野暮の極みかもしれないけれど,ときどきリアルにお会いするひとたちもいるので。

 もともと「獺祭魚」という言葉があって,そこから一捻りして祀亀洞にしました。祭亀洞でもよかったのですが,サイキドウじゃパソコンのリスタートみたいだし。以前「シキド」と発音された方もいましたが,「シキドー」だと喜んで反応します。

 で,獺祭魚・獺祭ですが,カワウソ(獺)が捕らえた魚を並べる姿が,まるで供物を捧げて祭っているようだから…に由来するそうです(本当にそんな習性があるのかどうかはよくわかりません。カワウソに詳しい方,ぜひ教えてください)。近年では日本酒ブランドですっかり有名になりましたね。

 この「獺祭魚」をハンドルに使った本家本元が,中国(唐代)の李商隠(812-858)。詩を作るとき本を並べるので,自らをそのように名乗ったらしいです。いっぽう,我が国では正岡子規(1867-1902)が,病床で本を並べる自らの姿から「獺祭書屋主人」を用いていて,こちらが日本第1号じゃないかと思われます(あ,もちろん当時はハンドルネームなんてないですよ。雅号といいます)。

 さて。

 ここまで延々とウンチクを語っておいて実になんですが,わたしのハンドルは上記御二方に影響を受けたものではありません。では誰に倣ったかというとですね…まぁ,それはまた後日。

 

 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?