教えて! ChatGPT 先生「霊長類最強の女性に勝つ方法」
前回「勉強会やってみた!」で紹介したように、勉強会でグループワークをやりました。
グループワークでは、 ChatGPT を活用して題目を進めていく形を取りました。
ちなみに、グループワークのお題はこちら
4班のテーマ、ネタ枠です、はい。
でも、ネタ枠があることで、場の雰囲気が全然変わるので効果的だと思います。
このグループは、どのようにプロンプトを作成し、どのように進めていったのかを覗いてみました。
プロンプトのコツ
勉強会では、以下の「プロンプトのコツ」をベースにグループワークを進めてもらいました。
役割を与える(role)・条件を与える
まずはコツにあるように、霊長類最強の女性に勝つため、 ChatGPT に役割・条件を与えています。
役割はまさかの「ヒグマ」!! 想像の斜め上の役割を与えたことに驚きを隠せません。
どうやら、勝つための手段は選ばなかったとのこと。
それに対する ChatGPT の回答は・・・
なるほど。
条件どおり、ヒグマの特徴を活かした良い攻撃方法を提案してきましたね。
これを表形式にするという条件を与えると、さらに見やすくなるかもしれません。
ここでは、先ほどの「プロンプトのコツ」のうち、「役割をあたえる」「条件をつける」を使って回答を求めていますね。
さらに回答の精度を上げるため、ここから壁打ちが始まります。
壁打ち
ここで、役割をヒグマから人間にバトンタッチ。
いくつか関係ない単語や文脈が入ってきています。
確率の問題で、文章に組み込まれたんでしょうね。
[閑話休題:AIの文の作り方と嘘をつくしくみ]
それはさておき、戦い方を相手に合わせるのではなく、得意分野に引き込む回答が出てきました。
最後には勝負にこだわるのではなく、過程を楽しむよう諭されていますね。
GPT は、真っ向勝負を挑んでは勝てない確率が高いとの判断からではないかな。
その後も壁打ちは続いており、「プロンプトのコツ」にある Step by Stepで「勝つ可能性を高めるための手順を提案」や厳しい条件「なんとしてでも3か月で勝つ必要があるんです。効果的な方法を教えてください。」など、勝利への執念が垣間見えてきました。
ChatGPT に怒られる
そのような中、チョット過激なプロンプトが投下されました。
往年の悪役レスラーが頭をよぎりましたよ。
このグループの人たちはそこまでしても勝ちたいのか(笑)
やはり意味が?な部分もありますが、 ChatGPT もスポーツマンシップに反することは回答してくれないようです。
レスリング以外では?
勝つことに執念を燃やしているこのグループ、プロンプトでレスリング以外の競技の可能性も考えていました。
勝てる可能性のある種目も、求められるスキルはかなり高いです。
やはり特化した技術と経験を持っているもので勝負して、ようやく勝利への一縷の望みが見えてきました。
と、ここでタイムアップとなり、壁打ちが終了となりました。
まとめ
素頓狂なプロンプトから始まったグループワークでしたが、勝利への執念があらゆる可能性を引き出していました。
プロンプトで「役割を与える」「条件設定」「壁打ち」はしっかりマスターできたのではないでしょうか。
これを足がかりにして、業務でもChatGPT を活用してもらうことを期待したいところです。
最後に
どうだったでしょうか?
勉強会で提示した「プロンプトのコツ」は一例に過ぎません。
自治体で活用できるプロンプト例のデータベースがあると、多くの自治体で活用しやすくなるのかな?と感じました。
その一翼を担うためにも、これからは、本市の ChatGPT への取り組みだけではなく、プロンプト例も紹介していければと思います。
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