捩花

そんなこと何も考えられずにただそれを聞き流していただけだった。今からそんなことある?って、間違ってるはずないのに欠片も信じずに。

結局深く考えられないまま、今日を迎えても上部だけ掬うように、撫でるようにして、私の心は今はまだそこにはないんだと思う。(それでも予定だけは空けてる自分が嫌だとも思う)



友人の結婚式でした。新婦の誕生日があなたの誕生日の翌日でした。ついでに新郎は歳は違えどあなたと同じ誕生日でした。全く関係のないところにもあなたを想ってしまいます。私の日常にはまだあなたがいます。この先もきっとそうなんだと思います。

みんなに「紅白見た?どうだった?」と聞かれてあんまり答えられなかった。遠い昔のようにもつい昨日のことのようにも思えてしまうその日のことを、私はまだ本当の意味では飲み込めずにいるんだなと思ってしまった。


まだもう少しだけ時間をください。あなたのことも、同期の大切なその人のことも。

いつか、きっと。

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