手紙(2)近代文学と三遊亭
四家です。ご無沙汰しております。
ずっとお目にかかっていないのに、タイムラインはいつも拝見しているせいか、ご無沙汰している感じがしないですね。
これって、いいことでも、悪いことでもありますね。ふだんから繋がれのはありがたいけど、たまにはちゃんと会いに行かないと。
お互い、忙しい身ではありますが。
以前ご来場いただいた僕の落語会『シェアする落語』、
あのとき出演していた桂三四郎さんが、すごい賞を受賞しました。
ほかにも過去『シェアする落語』にご出演いただいた方々のご活躍が嬉しい今日このごろです。
さてここで、ちょっとだけ無駄話をさせてください。
日本の近代文学は、落語から始まったという話です。
三遊亭圓朝の高座を速記でまとめた速記本がヒットして、これを読んだ坪内逍遥からの「圓朝の速記本の文体で書いたらどうか」との勧めで書かれた二葉亭四迷の『浮雲』が、日本初の本格的言文一致で書かれた近代小説なんだそうです。
そんなわけで三遊亭圓朝の作品は明治の文学全集に載っていたりします。
そして、いまでも数多くの落語家が高座に掛けています。
さて圓朝の弟子に「三遊亭ぽん太」という落語家がいました。
落語はうまいけど、とにかく食べてばかりいる愉快な人で、圓朝にも可愛がられていたそうです。
圓朝の墓の隣に小さな墓があり、ときどき犬の墓と間違えられるんだそうです。
で、次回の『シェアする落語』に出演するのは、当代の「二代目 三遊亭ぽん太」です。写真を見てください。いい男でしょう?
この名前を継ぐ覚悟があるのでしょう。こだわりのある、いい落語やります。
若いのに珍しいネタ、真打でもひるむような大ネタにも果敢に挑戦しています。
そして近頃、またさらに腕を上げたのですよ。
応援したくなるひとです。
日曜日の午後、深川・門前仲町で、そんな落語を楽しむなんてのはいかがでしょうか。
いつも通り、ぽん太さんと僕との対談もやります。
写真撮影も出来ますので、もしお気に召したら、ソーシャルメディアなんかで拡散するのも楽しいですよ。
【ご予約受付開始!】#シェアする落語 第36回 #三遊亭ぽん太 2024/07/07
こんな感じで『シェアする落語』懲りもせずに続けております。
よろしければ、ぜひいらしてください。お待ちしております。
サポート?奇特な方ですね。そうですね。落語会開催・落語鑑賞・有料コンテンツ鑑賞などに使わせていただきます。くれぐれもご無理なきよう。