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#中国ドラマ2022 ふりかえり(後編)

今年は多くの中国ドラマを視聴しました。
これまでも中国語学習のために華流ドラマは見てきたのですが、環境的に主に台湾のしかも現代劇が中心でした。
4月に《陳情令》吹替版がWOWOWで放送開始されるのにあわせてTwitterのトレンド入りをしているのを見かけて、中国のファンタジードラマかあ、くらいなノリで調べたら、気づいたら中国ドロマ沼にドップリハマっていました。(個人的には第3次華流ブーム。)

ちなみに、《陳情令》吹替版WOWOW放送は
第1話が4/14(木)0:30〜放送開始。


《陳情令》はストーリー自体のおもしろさや、主演お二人の肖战、王一博や他キャストの素晴らしさや、林海老師の優美な音楽が素敵なのは言わずもがななのですが、私が感銘を受けたのは《陳情令》公式の動画で紹介されていた裏側、横店の巨大セットや中国の自然の中での撮影のスケール感、大量の繊細な小道具や優美な衣装たちを見た時に、中国エンタメがすごいことになってるなと感じたからです。(後から感じたのは2019年以降は特にその傾向が強いイメージです。)




こうゆうメイキング動画は他の作品もWeiboなどに動画がアップされてますが、YouTubeなどにあがってるのはあまりないのですが、《陳情令》は日本の公式アカウントがあるので目に触れやすいですね。


最近ではCGなどの技術も向上して、ワイヤーアクションや大型セットとくみあわせての撮影により、芸術のような美しい画面(アートワーク)や、想像を超える動きやエフェクトの数々で、作品のクオリティも向上しています。
最近は縮小傾向ではありますが、予算の掛け方も半端ないので、出来上がってくるドラマも見応えのあるものが多い印象です。


そして、ユーザ視点から見ると、ひと昔前と比べて大きく変わってるところが、ネットワークなどの動画を見る環境や世界的な動画サービス、そしてSNSです。

重い動画も普通に自宅で無線WiFiで見られる環境。
そして、グローバルな動画サービスの数々で、日本にいながら世界の良質な作品を見ることができます。
例えば、YouTubeやBS/CS放送はもちろん、Netflix、Amazonプライムでも中国ドラマをはじめとした世界中のドラマが見られます。
そして、日本からも中国の動画サービス「WeTV(騰訊視頻)」「iQIYI(愛奇芸)」「Youku(優酷)」「Mango TV(芒果TV)」なども視聴できます。
もはやボーダレスな感覚です(ジオブロはあるけど)。
デバイスもテレビだけでなくスマホやPC、タブレットなど多様化しています。

そして、日本にいながらもリアルタイムに情報が共有されるのは動画サービスだけでなく、ショート動画やLive配信も含めたSNSの存在も大きいです。

世界的に視聴ができる作品は世界中にファンがいて、Twitterでは言語を日本語以外にすると、アメリカやタイ、韓国など他国のユーザの同じ作品や俳優についての投稿が見られ、ファボやRTをすることができます。Twitterの投稿も自動翻訳が付いているので内容もわかります(翻訳が効かないケースもありますが。)
Instagramでも中国俳優・アーティストの公式アカウントや、世界中のファンのアカウントがあります。

中国のSNSといえばWeibo(微博/ウェイボー )やDouyin(抖音/ドウイン)(中国版TikTok)、WeChat(微信/ウィチャット)、Red(小紅書/小红书/レッド)、Oasis(緑洲/緑洲/オアシス)などがあります。
特にWeiboは国外からも利用可能で、中国の俳優やアーティストの投稿や、芸能人の個人スタジオの公式や投稿やドラマの公式アカウントの投稿も見られるので、リアルタイムに情報が得られます。
中国ドラマだと日本とは違って公式サイトを持つかわりにWeiboで公式アカウントを開くイメージです。
その中で撮影開始やクランクアップ、放送までのティザーや告知、そして放送(配信)開始後のBTSや次回の予告動画や、時にはキャストの生配信なども行っていて、それらを通してファンとつながってうまくSNSを利用しているなと感心します。

俳優やアーティストの誕生日によくWeiboなどでLive配信を行っているのを見ますが、ファンとの距離も縮まるし、見ているみんなとお祝いできるのでファンとしては嬉しいですよね。
海を超えた遠い日本からもLiveで見ることができるのが毎回すごい時代だなと思うし、ありがたいですよね。

Live配信のコメント欄を見ていると、世界的に認知度のある芸能人の場合は、同じアジア圏のタイや韓国だけでなく、ロシアや南米など世界中からコメントされていて、世界の人とつながっているのがわかります。
もはや国境がないネットの世界にいるのをすごく感じます。
サマーウォーズの世界ww

自動翻訳もありますが、英語や中国語ができると世界が広がります。
中国ドラマに沼りだしてからさらに中国語を勉強するようになったのもありますが、相当ヒアリングもしているので、向上してきているのを感じます。
当初わからなかった劇中やSNSでの会話なども簡単なものはわかるようになってきました。


今年、大きかったことの1つとして、HSKを受験したことです。
一年前にまさか語学試験を受けるなんて考えてもいなかったです(笑)
数年前、語学スクールに通って中国語を勉強してた頃に受験しようかと考えたことはありますが、重い腰をあげられず未受験でした。
今年はこれだけ中国語のヒアリングもしていて、せっかくなので受験してみようと思い立ち、試験直前に過去問を解いただけで受験したのですが、試験がどんなものがわかったので、来年はちゃんと勉強して受けようかなと思ってます(笑)

さらに認識が変わったことと言うと、中国ドラマやSNSを見ていると、コナンやウルトラマン、ポケモン、デジモン、ジブリ作品など思った以上に日本の番組や漫画が見られていて知名度があること。
謎解きのバラエティ番組だとコナンの例えは頻出しますww
日本食も地域差や個人差はあるかもですが、日本のラーメンやカレーライス、寿司とかはわりと食べられてるようです。
ま、当たり前なのかもしれないですが、なんだが新鮮でした。


来年もまた素晴らしい中国ドラマや楽しいバラエティ番組、俳優さんやアーティストにたくさん出会えたらいいなと願ってます。
よいお年をお迎えください。

2022年師走

#中国ドラマ2022 ふりかえり前編はこちら↓


(個人的な感想です。)


<余談>
陳情令の林海氏の音楽は本当に素敵です。作品の素晴らしさの要因の1つであることは間違いないと思ってます。すごいいいww

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