忍殺TRPG関連SS【ニンジャズ・ダイアリー】#16

◇これはなに?◇

 当記事はしかながニンジャスレイヤーTRPGを遊ぶためにネオサイタマへ送り出したニンジャたちの視点で書いた掌編テキストカラテです。ヘッズにはたぶんスレイト方式の短編集といえば伝わるかと思う。ダイスは絡んだり絡まなかったりする。よろしくね。



■キキコミ社 社長室■
社の仕事……といっても、重要書類の確認とネコソギ・ファンド幹部との電話会議程度のものだが……を終えたディスグレイスは大きく伸びをした。そのバストは豊満である。秘書として連れてきた重サイバネオイランからチャを受け取り、ディスグレイスは自身のヤクザクランの運営に想いを馳せる。最近はニュービーたちも力をつけてきた。逆に仕事を割り振れていないのは、フィアーレスとチェインドッグの二人。あの二人に現場指揮の経験でも与えてみるか……スターン! 「オジャマシマス!」隣接するドージョーからエントリーしてきたのは身の丈8フィートを超える女。護衛役を買ってでたカテドラルだ。バイオ翼と猛禽めいて鋭い鉤爪を持つバイオサイバネ脚。鍛錬をしていたのか、汗ばんでいる。そのバストは豊満だ。「精が出ますね」「ドーモ。ディスグレイス=サンのお側ですので、最善を尽くさねばと!」「やる気があるのはいいことです。ですが少し汗を流してきては?」それとなく促す。この社長室は風呂付き仮眠室まで備えているのだ。カテドラルは奥ゆかしく微笑した。「ではシツレイしまして。よければディスグレイス=サンもご一緒にいかがですか」「ゴホッ!?」思いがけない提案に、チャを啜っていたディスグレイスが咽せた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?