ハンドドリップに必要な道具は?
【ハンドドリップに必要な道具は?】
•ハンドドリップをしてみたいけど、何を用意すればいいの?
ハンドドリップをしてみたいけど、何が必要なのかわからない…。
誰しもそこからのスタートです。
この記事では、ハンドドリップに必要な道具をわかりやすく説明します。
10年ほどの自家焙煎店を営むキャリアの中で培った経験をもとに
解説していきますので、ドリップ経験者の方も是非ご一読いただけると、
参考になる部分があるかと思います。
【ハンドドリップに必要な7つ道具】
①コーヒー豆
②コーヒーミル
③コーヒードリッパー+抽出が終わったドリッパーを置くカップ
④ペーパーフィルター
⑤スケールまたはコーヒーメジャースプーン
⑥ドリップポット
⑦コーヒーサーバーまたは計量カップ
以上です。
では、1つずつ解説していきます。
①コーヒー豆
鮮度の良い(焙煎されてから1ヶ月以内)豆が良いです。
ドリップ時の膨らみがよく美味しいコーヒーが入ります。
自家焙煎店で、お店の人に焙煎日を確認して購入するのが一番確実です。
自家焙煎店の敷居が高いという人は、1000円札1枚持って、
えいっとお店に入って100gの豆を買ってみましょう。
(余程高級な豆でない限り1000円あれば100g買えます)
酸味、苦味のバランスの好み(酸味のあるコーヒーが好き、酸味は苦手、酸味と苦味のバランスがいいのが好き、酸味は苦手など…)伝えて、お店の人に勧めてもらった豆を買えば、まずはOK。
②コーヒーミル・グラインダー
コーヒー豆を粉に挽くコーヒーミル。
価格でいえば手回し式が安価です。2000円くらいからあります。
時間をかけてコーヒー豆を粉に挽くのを楽しめる方にはお勧めです。
ですが、私のお勧めは小型の電動式。
特に毎日コーヒーを飲む人、一回に数杯分淹れる人、来客時にもドリップコーヒーを出したい人などは、電動式がいいと思います。
なぜかというと、豆を挽くという行為は、結構な手間です。
これが面倒くさくてドリップから手が離れる人も多数…。
家庭で使うのにお勧めなのは、挽いた粉がカップに収容される型のもの。
挽いた粉が飛び散らず、掃除が楽。これ、結構重要です。
③コーヒードリッパー+④ペーパーフィルター
まずは2〜4人サイズがお勧めです。
プラスチック製、陶器製、金属製など様々な素材のものがありますが、
まずはプラスチック製が軽くて扱いやすく、割れることもなく安心です。価格的にも購入しやすいです。
ドリップ終了後にドリッパーを置くためのカップ(マグカップでも紙コップでも)も用意してください。
ドリッパーにセットするペーパーはドリッパーごとに専用のフィルターが
販売されています。商品を跨いで汎用できる物もありますが、
まずは純正品を購入した方が、ドリッパーにぴったりなので良い抽出ができます。
⑤スケール、またはコーヒーメジャースプーン
電子スケール(1000円くらいの安価な物で構いません)か、
一人前10gの計量ができるコーヒーメジャースプーンです。
電子スケールは、最小軽量の単位が0.1g、0.5g、1g、5gなど、
製品ごとに規格が異なります。
最小軽量単位を確認して1g以下のものを購入してください。
意外と計量をせずに、なんとなくな量でドリップをしている人が多いです。
安定したハンドドリップの味の再現を目指す場合、豆の計量は必須です。
⑥ドリップポット
ハンドドリップには必須です。
ハンドドリップで美味しいコーヒーを飲み続けたい、ハンドドリップの技術を向上させたいのであれば、購入しましょう。
ヤカンやポットのドリップ機能では…正直な所難しいです。
というか無理だと思います。
近頃は1000円台の驚きのコスパのドリップポットも出てきています。
(安いものは直火にかけられない物が多いのでそこだけ注意です)
⑦コーヒーサーバーまたは計量カップ
コーヒーの抽出量を測るために必要です。
一般によく見る黒い取っ手のついたコーヒーサーバーでもいいですし、一度に入れる量が2杯程度であれば、500cc程の計量カップで構いません。
100均のもので十分使用できます。
むしろ計量カップの方が正確に珈琲の量を計量することができます。
7つ道具の解説は以上となります。
【道具選びも楽しんで!】
道具選びも楽しみながら進めましょう。
何事も最初は始めるのに時間もコストもかかるもの。
ちょっと時間と予算をかけてハンドドリップの道具を揃えてみませんか?
その敷居を超えてみると、どこまでも追求できるような
面白いハンドドリップの世界への扉が開きます。
自宅で過ごす時間が増えている昨今、
ハンドドリップは毎日でも楽しむことができる
おすすめの時間の過ごし方です。
是非チャレンジしていただければと思います。
皆様のコーヒータイムが素敵なものとなりますように。
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