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代表たけしげの業務日誌「つつがある日々」4月前半

2022/4/3(日)
すこし早めに家を出て、お昼前から作業を始める。
今日は丸岡九蔵さんのフェアの初日。あいにくの雨だけど、お客さんは来てくれて安心する。
レジの合間に単行本の特典を印刷したり、展示がなくてからっぽのギャラリーに本を並べたり、次のフェアの告知準備もしたりと忙しい。
集中しすぎて空腹を感じなくなっており、お昼にコンビニおにぎり1個しか食べずにいたら、終わったときに急に飢餓状態みたいになり、反動で倒れそうになった。

2022/4/5(火)
早朝、猫の騒ぎ声で目覚めてスマホを見ると、Twitterでメンションが届いている。
どうやら朝のラジオ番組で、知人の放送作家の米井さんがシカクのことを紹介してくれたらしい。
えっ嬉しい!radikoで聴けるのかな……と思いながら、そのまま二度目の眠りに落ちた。

二度目に目覚めて改めてスマホを見ると、またTwitterでメンションが届いている。
ラジオの中で紹介されたらしい、『岡山懐古紀行』著者の武部さんが、紹介された旨とradikoのURLを書いたツイートをして、シカクにメンションも飛ばしてくれていた。私が寝ている間にありがたいことがどんどん進んでいく。
ラジオでは本やお店のことを面白く、でもイジりじゃなく愛ある感じで紹介してくれており、とてもいい内容で嬉しかった。

2022/4/6(水)
このnoteのマガジンで連載してもらう、古賀さんのエッセイを読んで少しやりとり。
古賀さん、文章もどんどん書いてくれるし、いろんな提案もどんどん出してくれて、やる気にみなぎってくれているのがとても頼もしい。
むしろ自分が水を差したり足を引っ張ったりしないよう、頑張らないと……とちょっとドギマギする。
夕方、けっこう久しぶりに美容院へ行く。
髪を切ったり乾かされている間、どんどん眠くなり、何度かガクッとなってしまう。
眠気を覚ますために美容師さんに何か話しかけようかと思うも、眠くて頭が回らないので話しかけることが思い浮かばず、どんどん眠気だけが積み重なっていってまたガクッとなり、その自分の姿もずっと鏡に映っている。
人生に200時間はありそうな眠気こらえタイムの中でも、上位に入る厳しい時間だった。

2022/4/7(木)
ユニクロの極暖ヒートテックタイツが破れた。

一昨年ためしに1枚買ったものがとてもよかったので、去年の冬に何枚か買おうと思ってユニクロに行ったが、求めているものがなかった。
何軒回って店員さんに聞いてもなく、オンラインショップにもない。どうやら廃盤になったらしい。
最初に1枚買ってよかったときに、どうしてすぐにたくさん買っておかなかったのか、悔やみに悔やんだ。
人並外れた寒がりで、冬は毎日タイツを履く、それゆえ履き心地や暖かさにうるさい私が初めて出会えた理想のタイツだったのに。
自分の店で「ZINEや同人誌は増刷されないことも多いので、欲しいときが買い時です」とよく言っているのに、自分がお客さんの立場になったらこのザマだ。

その理想のタイツ、たった1枚私の手元にある大切なタイツが破れた。
今年の秋には、色々なメーカーの暖かいタイツを買っては履き、ユニクロのヒートテックタイツと比べて「これは理想のタイツじゃない……」と落ち込むであろう自分の姿が目に浮かぶ。最愛の恋人と別れたあとのようだ。いつかまた、前とは少し違った形の理想のヒートテックタイツに出会える時が来るだろうか……。

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