なぜ、ふぞろいな合格答案のノリやギャグはつまらないのか【中小企業診断士2次試験のバイブル】

こんにちは、立花遼太郎です。

私は2022年の中小企業診断士試験においてスキマ時間を使った勉強法で1次、2次をストレートで突破しました。(1次：スタディング、2次：独学)

また、そのノウハウを「サクっと学べる！中小企業診断士２次試験合格のために知っておくべき50の戦略！」としてKindle本で共有しています。

サクっと学べる！中小企業診断士２次試験合格のために知っておくべき50の戦略！ 中小企業診断士試験の攻略法

～この本はKindleUnlimited に登録すると初月無料で読み放題です～

この記事は

• 中小企業診断士の2次試験受験が初めての方

• ふぞろいな合格答案の使い方に迷う方

• 独学で2次試験に望もうとしている方

に向けた記事です。

今日は、私が受験生時代にめちゃめちゃ感じていたことをお話したいと思います。

「なぜ、ふぞろいな合格答案のノリやギャグはつまらないのか」

3つの理由を考えましたのでシェアしたいと思います。

理由①：合格したばかりの著者たちの浮かれ気分が鼻につくから

ふぞろいな合格答案は毎年、長い受験勉強から解放され、その年に合格したメンバーによって、答案の分析～執筆、校正が行われ、出版されるそうです。

つまり、試験合格＆憧れの不揃いメンバーの一員になれるという高揚感maxの状態で執筆している事が予想されます。

毎年、みんなで作り上げる学園祭的なノリも相まって、非常にクセの強い出来になっています。

一方で受験生サイドとしては、ふぞろいを使うニーズはほぼ「採点基準」のみですし、また辛い試験勉強中に、合格者のノリはついイラっときてしまうことも確かです。

理由②：時事ネタ・芸能人ネタが多いため時間が経つと余計につまらない

毎年、ふぞろいな合格答案には時事ネタ・芸能人ネタが登場します。過去の年度のものはもちろん、最新の年度のものであっても旬が過ぎているものも多いです。

過去の流行語大賞をみると複雑な気持ちになるのと同じように、旬を過ぎた時事ネタを読まされるのは、試験勉強に疲れた受験生にとって、かなりのストレスになります。

理由③：(重要！)再現答案データ分析は良いだけにコメント部分との落差が激しい

誤解のないようにいいますが、再現答案データ分析は一流です。また、受験者の生の解答が得られる所に本書の価値はあります。

特に独学受験者にとって、本書はほぼ必携だと思います。

実質、ふぞろいに代わる書は無いと言ってよく、本書を避けて勉強する事はかなりのディスアドバンテージになります。

つまり、良質な再現答案データ分析を読むために、受験生は歯を食いしばってコラム部分を読む必要があるのです。

ここで、ふぞろい１５に対する「伝説のレビュー」があります。

貴重な受験生の生データをくだらない記述の字数で水ぶくれさせたふぞろい史上最低の悪書。
筋トレ云々を事例に上げる文才も絶望的で、読み物としても小学生の夏休み絵日記にも劣る。貴重な受験生情報をドブに捨て、ウジをわかせた編集者に怒りを覚える。(116字)

それでも、ふぞろいな合格答案を無視した勉強法はしてはいけない。（使い方が大事）

そのような経緯もあり私はふぞろいを買ったものの、開くのも嫌になりほぼほぼ使わずに試験に挑みました。

文章を書くのは苦でないタイプということもあり、まとめシート流を使って解き方を学んだことで、TAC、LEC模試でも上位5％以内に入っていたので調子に乗っていたのですが、結局本試験ではふぞろいシリーズを無視したことが災いしたのか、ギリギリ合格でした。

やっぱり本試験の高得点合格者はふぞろいを参考に採点キーワードを細かく検討して、得点が来そうなワードを解答用紙にきっちり詰め込むような勉強法をしていた人が多い印象でした。

結論：良薬口に苦しということで、受験生の方、ふぞろいシリーズは買ってください。