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【人間超え?】ChatGPTに令和4年の中小企業診断士1次試験(過去問)を全科目解かせてみた

こんにちは、りょうたろです。

私は2022年の中小企業診断士試験においてスキマ時間を使った勉強法で1次、2次をストレートで突破しました。

また、年明けからの勉強スタートで、1次試験で525点を取ったノウハウを「サクッと学べる!中小企業診断士1次試験合格のために知っておくべき50の戦略!」としてKindle本で共有しています。

今回のテーマは「続:ChatGPT(4o)は中小企業診断士試験を合格できるのか?」です。

↓ 前回(財務会計のみ)の記事はコチラから

前回の記事で、見事科目合格を果たしたChatGPT4o君。

今回はそんな生成AIの実力をみるため、令和4年の中小企業診断士試験の全科目にチャレンジしてもらいました。

前回と同様に、有料版のChatGPT(GPT4o)を使って試験問題を解きました。

始めに結論です。
ChatGPTさん、令和4年の中小企業診断士1次試験、余裕で合格しました!

以下詳細です。

実験方法

実験は以下の手順で行いました(2024.07.09に行いました):

  1. 中小企業庁のウェブサイトから令和4年度の中小企業診断士試験(の問題PDFを入手。

  2. PDFの内容をコピペし、ChatGPT(GPT4o)にそれぞれに入力。

  3. 試験問題の解答を要求。

ちなみに、以前のバージョンであるChatGPT3.5では問題用紙を読み込んだのですが、解答を出力できませんでした。
(確かに、一問一問問題を認識して、答えを出すだけでもめちゃすごいですよね!)

実験結果

ChatGPTの結果を発表します!!

・ChatGPT(GPT4o):483点/700点!!

見事合格!!素晴らしい結果でした!
やっぱりChatGPTの本気を知るには課金しないとダメです笑

全科目調査するのは、結構大変だったのですが素晴らしい結果に
始めに立ち会えて感動しました!

有料部分では、各科目の点数を公開したいと思います。

全体として7割近く得点したChatGPTですが、
実は100点近かった科目もあれば、足きりギリギリの科目もありました。

昔のブログとかTwitterの雰囲気だと、「AIもまだまだだな」みたいな論調でしたが、本当に賢くなりました。

おそらくですが、あと数年たてばChatGPT(生成AI)に勉強を教わる時代が来るのではと思います。

(有料版では、各科目の点数以外にもここまで内緒にしていた重大発表もあります)

***現在、無料公開中です!***

各科目の点数

1. 経済学・経済政策

まず第一科目の経済学ですが、、60点でした!!

実はこの年の経済学・経済政策は、科目合格率 10.5% の
地雷科目でした!

それでも見事合格点を取ってくるあたり、さすがChatGPTの底力ですね。
やはり、理系?なだけありますね。

2.財務・会計

この科目、以前のブログにも書いた通りChatGPTは60点でした。
実はこの年の財務・会計は、科目合格率13.3%の年でしたので、合格ラインをクリアする良好な結果だったと思います。

(R4年の本試験は、私も受験したのですが、とにかく初日の最初の2科目がめちゃくちゃに難しくて、半泣きになったことを覚えています)

3.企業経営理論

素晴らしいことに、ChatGPTは79点を獲得しました。実はこの年の企業経営理論は、科目合格率17.3%の年でしたので、非常に優秀な成績を収めたと言えるでしょう。

4.運営管理:ChatGPTは63点でした。
実はこの年の運営管理は、科目合格率16.1%の年でしたので、平均以上の成績を収めたと評価できます。

さて2日目は暗記科目中心です。どのような結果だったのでしょうか。

5.経営法務:
なんと
ChatGPTは84点を獲得!
実はこの年の経営法務は、科目合格率26.9%の年で、例年に比べると少し簡単な印象がありました、でも84点はすごすぎます。

文章を読んで解く問題には本当に強いですね!

6.経営情報システム:
そして、お待ちかねの経営情報システムです。ChatGPTは92点でした!!

実はこの年の経営情報システムは、科目合格率18.5%の年でしたので、驚異的な高得点を記録したと評価できます。やはりIT関係の事は間違えないですね笑、自分の事なので。

しかも、この年の問題はDeep Learning など、AIの知識が問われ始めた年でもあります。まだ、ChatGPTが話題になる前の事ですから、AIの進展は本当に目覚ましいですよね。

7. 中小企業経営・中小企業政策:
そして、最終科目の中小企業経営・中小企業政策。
なんとChatGPTは45点でした。

足きりギリギリ!!! この年の中小企業経営・中小企業政策は、科目合格率10.9%の年の難しい年でしたので、しょうがないですね。 ChatGPTは中小企業白書を読んでないんでしょうか・・。

ともかく、複雑な指示も与えていないのにこの結果はすごすぎると思います。しかも多分、グラフ問題とかはコピペしきれていないこともあるので、一問一問しっかりと読み込ませたりすればもっと点数は上がったかもしれません。
(途中から合格濃厚な感じだったのでそこら辺はシビアにはやりませんでした)

60点以上が6科目!90点越えも!

重大発表

ここまで読んでいただいた皆さんありがとうございます。

ここで重大発表です。

何と、今回試験を解いてもらったのはChatGPT4oだけではありません。
Anthropic社が2024年6月20日に発表した最新の大規模言語モデル であるClaude3.5 sonnetにも同じ問題を解いてもらいました

そしたらなんと結果が・・・530点/700点でした!!

Claude3.5は実務でも使っているんですが本当にすごいです。
日本語も流暢で、人間の書いた文と見分けがつきません。

そして、なんと診断士試験で530点も取ってきました!!

半端なさすぎますね!!今、試しに軽く二次試験を解いてみているんですが、ChatGPTは厳しいけど、claude3.5なら、2次試験特有の書き方にも対応してきそうな感じがします。


Claude3.5の圧勝!負け科目無し。

非常に期待が持てる結果となりました。それではまた。


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