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【開業日記 6 電カル/レセコン】

診療後、カルテを記載するのですが、紙カルテを採用している医院は今はほとんどないでしょう。ほぼ全ての医院がレセコン(レセプトコンピュータ)を導入していると思います。
レセコンは、診療の内容をクリックで簡単に記入でき、点数も自動的に拾えるので、手書きカルテよりも会計までが早く、ミスも少ないです。ただし、入力しただけではカルテとして認められないため、印刷と、署名or記名+押印が必要です。入力しただけでカルテとして認められるのが、電子カルテです。大学病院とかは、電子カルテのはずです。
この電カル/レセコンは、開業時に一つ選んで導入しなくてはなりません。大概は勤務医の際に使用していたソフトを導入することが多いようです。レセコンは価格は高いもので300万円ぐらい、通常200万程度、安いもので100万円ぐらいです。月額制のものもあり、月数万円程度で使用できるものもあります。
有名どころはこんな感じです。
メディア/With
ノーザ/ワイズスタッフ
オプテック/オプトワン
MIC/パレット
ヨシダ/Profit
モリタ/プロキオン
Planet/iカルテ
デンタルシステムズ/Power4G Power5G
ピクオス/Julea

特徴がそれぞれあって、「エラーチェックが丁寧」「カスタマイズしやすい」「iPadで入力できる」「安くて軽い」「初期費用不要」「カスタマーセンターが保険算定に詳しい」など、さまざまなので、自分の要望に一番合ったものを選ぶといいと思います。
当医院では、手書きカルテ→MIC→Planet iカルテ→デンタルシステムズと色々変化してきましたが、個人的にはその中ではMICが使いやすかったですかね。カスタマイズしやすくて良かったです。価格は200万円以上しましたので、まあ標準です。
宮城ではオプテックを入れているところが多いようですので、うちも次はオプテックを試してみようかと考えています。宮城で使用者が多ければ、新規指導などの情報共有が容易なのと、担当の方の保険知識が豊富だったからです。
安さを求めて最安値を求めていくと、他のレセコンに帰るときの引き継ぎができなかったり、新規指導などの情報が入って来づらいこともあるので、注意が必要です。今や貸し出しのPCがあったりしますので、買う前にトライアルで使ってみるのも一つの考えです。

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