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【保険算定とルール7 SRP】

<保険算定とルール7 SRP>
前回はスケーリングの話をしましたが、その後に行うのがSRPです。

歯周検査1回目の後、全歯牙にスケーリングを行い、スケーリングの効果を確認するために歯周検査の2回目を行います。この2回目の歯周検査に関しては、ポイントは3つ。

1、初回の検査から1ヶ月空ける(1ヶ月以内は点数半減)
2、最後のスケーリングから最低1週間は空ける(地方ルールあり)
3、初回の検査と異なる検査でも良い(基本/精密)

となります。2回目の歯周検査を行ったら、次はSRPです。スケーリングは6ブロックに分けて全歯牙に行いますが、SRPは必要な歯牙のみ、1歯単位で行います。

SRPが必要とされる歯牙は、
・4mm以上のポケットを有する歯牙
・プロービング時出血があり、根面粗造である歯牙
例外的に
・ポケット3mm以下であるが根面粗造である歯牙
となります。

宮城では縁下歯石の除去のみであれば再スケーリングとみなされます。しかし、再スケーリングについては、宮城では「再スケーリングとSRPを同段階で算定してはいけない」という地方ルールがありますので、例えば下顎前歯の再スケーリングと臼歯のSRPを両方行った場合は、臼歯のSRPのみ算定するか、前歯の再スケーリングのみ算定するしかありません。まあ臼歯のSRPを優先的に算定するでしょうが。

質問あればいつでもどうぞ

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