鹿石八千代

公募ガイド社、高橋源一郎先生の小説指南「小説でもどうぞ」(30回)で最優秀賞受賞。第3…

鹿石八千代

公募ガイド社、高橋源一郎先生の小説指南「小説でもどうぞ」(30回)で最優秀賞受賞。第31回では選外佳作。2024年7月『おばあちゃんのぞうきん』(文芸社)を出版。30kgのダイエットに成功してAmazon Kindleで『ダイエット本』出版。2018年発毛日本一コンテストで第5位

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自著「おばあちゃんのぞうきん―鹿石八千代児童文学集―」文芸社💖いよいよAmazonでも発売開始!

☆この度、自著「おばあちゃんのぞうきん ―鹿石八千代児童文学集―」(文芸社)がいよいよ発売となりました💖ありがとうございます。 この度、文芸社様より自著「おばあちゃんのぞうきん ―鹿石八千代児童文学集―」を自費出版させていただくことになりました。 本日7月1日より、全国の本屋さんの他、いよいよAmazonでも購入可能となりました。ぜひ、お手にとってご覧頂ければ幸いです。 内容は小中学生向けの児童小説が3話収録されております。もちろん小学生用ですので、全ての漢字にフリ

    • 第24回発毛日本一コンテスト💖優勝者予想キャンペーン開催中、9月末まで!

      鹿石=Qさん、Qさん、今年も開催されますよ! Q=ああ、いよいよだね! 鹿石=毎年恒例の『発毛日本一コンテス』、今年はどなたが優勝しますでしょうか? 第24回発毛日本一コンテスト | 薄毛対策・発毛専門のリーブ21 (reve21.co.jp) 第24回発毛日本一コンテスト | 薄毛対策・発毛専門のリーブ21 (reve21.co.jp) Q=たしか昨年の優勝者は、鹿石さんと同じ船橋O.C(オペレーションセンター=支店)の方だったんだよね? 鹿石=そうです! 船橋

      • 続・テレ朝POST「根岸季衣」様の記事のご紹介

        前回、『太陽にほえろ!』で俳優・宮内淳氏の殉職回・364話「13日金曜日 ボン最期の日」にゲスト出演された女優・根岸季衣(ねぎしとしえ)さんの記事をご紹介させていただきました。(上記) 今回は、その続きの記事を発見しましたので、以下にご紹介させていただきます。 テレ朝POST » 根岸季衣、名だたる監督に呼ばれたのは「本当に財産です」 黒澤明監督の現場ではリチャード・ギアとも共演「一番日本人ぽかった」 (tv-asahi.co.jp) 以上、本日は注目記事のご紹介でした

        • テレ朝POST「根岸季衣」様の記事のご紹介

          前回、8月14日のご命日に際し、俳優・宮内淳氏のブログを書かせていただきました。改めまして、謹んで哀悼の意を表します。 さて、このブログにおいて、ボン殉職回・364話「13日金曜日 ボン最期の日」にゲスト出演された女優・根岸季衣(ねぎしとしえ)様のことに触れさせていただきました。 その根岸様の記事を発見しました。 既にあれから45年もたっているのに、未だご活躍の根岸様は、息が長く、味がありスゴい存在感の女優さんだなあ~、と改めてと感心いたします。 ここに記事をご紹介させ

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        自著「おばあちゃんのぞうきん―鹿石八千代児童文学集―」文芸社💖いよいよAmazonでも発売開始!

          「13日金曜日 ボン最期の日」―『太陽にほえろ!』宮内淳氏への哀悼記事・2(2020.9.19再掲)

          去る8月14日は俳優・宮内淳氏のご命日でした。謹んで哀悼の意を表し、ここに過去の記事を再掲させていただきます。 以下は、上記記事(2020.9.19)の再掲となります。 ⇒このブログは前回からの続きです ☀ボンとスニーカー、その後は?その後、ボン役の宮内淳さんは 『太陽にほえろ!』卒業後すぐに 同じ日テレ系で、中村雅俊さんの後を受け 『あさひが丘の大統領』の主役に抜擢されたことは、あまりに有名な話ですね。 一方、 山下真司さん――ボンの後を受け、あれだけ期待を

          「13日金曜日 ボン最期の日」―『太陽にほえろ!』宮内淳氏への哀悼記事・2(2020.9.19再掲)

          「13日金曜日 ボン最期の日」―『太陽にほえろ!』宮内淳氏への哀悼記事(2020.9.18再掲)

          去る8月14日は俳優・宮内淳氏のご命日でした。謹んで哀悼の意を表し、ここに過去の記事を再掲させていただきます。 以下は、上記記事(2020.9.19)の再掲となります。 2020年9月6日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。 「俳優の宮内淳さんが直腸癌で8月14日(金)にお亡くなりなった(享年70歳)」とのことです。 宮内淳さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。 私は、俳優・宮内淳さんのファンなので、哀悼の意味を込め、 このブログを書かせて頂きたく存じます。

          「13日金曜日 ボン最期の日」―『太陽にほえろ!』宮内淳氏への哀悼記事(2020.9.18再掲)

          創作短編小説『赤い正真正銘]』 ――12、赤い開花宣言――

          12、赤い開花宣言  あと数日で年度がわりという慌ただしい日々が続いていた。社長へのプレゼン当日は街中が桜のピンク色に染まり、あとは開花宣言を待つだけだった。  小会議室でプレゼンの準備を整えた小関をはじめとする大木と元川は社長を招き入れた。社長はいつものようにクールビズ、と言うよりは薄手の黒い長袖のトップスに黒のスラックス。頭には自社製品の「りすとあきゃっぷ」を被っていた。コレは被るだけで髪が健康になるという優れもので、社長の大のお気に入りだった。  いつも通り淡々と

          創作短編小説『赤い正真正銘]』 ――12、赤い開花宣言――

          創作短編小説『赤い正真正銘]』 ――11、赤いドロボウ猫――

          11、赤いドロボウ猫  社長室に呼び出された日の翌日もさわやかに晴れ渡っていた。サクラもあと少しで咲くのではないか、と期待されていたが、未だ開花宣言は出されていなかった。  その日、小関は目を腫らして出社した。その眼球は真っ赤に充血していた。それは徹夜で仕事をしたためか、夜を通してうれし涙を流していたせいなのか、それは本人にしか分からなかった。  朝一番、その小関の顔を見るなり、元川が声をあげた。 「小関さんっ! だ、大丈夫ですか? その顔……」 「おい、おい、ホン

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          創作短編小説『赤い正真正銘]』 ――10、赤い父親――

          10、赤い父親  翌日の月曜日は昨日の雷雨が嘘のように、さわやかに晴れ渡っていた。まだ桜の開花とまではいかなかったが、それも、もうじきだろうと誰もが思うほどの春の陽気な日差しに包まれていた。  その朝、小関はいつも通りに会社に出勤した。しかし、そのカバンには退職願が入っていた。一晩考えた末、やはり我慢ならなかったのだ。自分の母を、たったひとりの母親を侮辱することだけは許せなかった。これは物心ついた頃から小関の人格の根底を形作ってきたものだった。これだけは、どうしても譲るこ

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          創作短編小説『赤い正真正銘』 ――9、赤い王道――

          9、赤い王道  大阪から東京方面に向かう新幹線のぞみ号のグリーン車の中。先ほどまで陽気に話していたQと船橋。さもするとそれは他の乗客にとっては迷惑だったかもしれないが、日曜の割にはすいていたこともあり、周りには人がいなかったのが幸いだった。その二人が急に声を潜めて話し始めた。もし周りで二人の話に聞き耳を立てている人がいれば、ひょっとしたら身を乗り出したかもしれないほどの声で、Qは船橋に語りかけた。 「船橋さん、実はねえ、その太田さんも最初は新社長公募で応募してきたんだけど

          創作短編小説『赤い正真正銘』 ――9、赤い王道――

          創作短編小説『赤い正真正銘』 ――8、赤いナイフと赤い薔薇――

          8、赤いナイフと赤い薔薇  新大阪から東京に向かう新幹線のぞみ号の中。グリーン車の最前列の席に並んで座っていたQと船橋の元に、やっとスマホで注文した車内販売のビールとアイスが届いた。そのビールとアイスで再び乾杯をするQと船橋。 「改めて、お疲れ様~」 「お疲れ様です。しっかしQさん、冗談きついっすねえ~」 「はっ? なにが?」 「いや、今の『ピューマ』ですよ。ピューマのニット帽」 「このピューマちゃんがとうしたって?」 「だから……、ピューマじゃなくってですね、

          創作短編小説『赤い正真正銘』 ――8、赤いナイフと赤い薔薇――

          創作短編小説『赤い正真正銘』 ――7、赤い稲妻――

          7、赤い稲妻  新大阪駅の改札口で船橋とQに別れを告げた小関は、再びホテルに戻ろうと駅から外に出た。外は再び雨が激しく降りはじめており、雷が時々大きな音をたて、まぶしい光を放っていた。  既に時計は夜の八時を回っている。暗くなった徒歩三分の道のりをすこし小走りにホテルに戻った小関。傘は差していたものの、横殴りの雨に衣服はびしょ濡れになった。かまわず、急いで会議室に戻ると、上司の太田が一人でイスの上にふんぞり返って座っていた。 「ただいま、戻りました……」  太田はこと

          創作短編小説『赤い正真正銘』 ――7、赤い稲妻――

          創作短編小説『赤い正真正銘』    ――6、赤い氷河期――

          6、赤い氷河期 「いやあ、参りましたねえ~、Qさん」 「ホントだね、船橋さん。まさかの展開だったモノねえ~」  東京に帰るため新大阪駅から新幹線に乗った船橋とQ。グリーン車に二人並んで、まずは乾杯をして一息ついた。 「お疲れ様でした」 「お疲れ様。ホント、疲れたよねえ~。で、船橋さんは相変わらず飲めないの?」 「ええ、まったくの下戸で」 「なんか、悪いね。私だけアルコールで」 「全然気にしないでください。わたしはこの缶コーヒーが大好きでして」  二人は新幹線

          創作短編小説『赤い正真正銘』    ――6、赤い氷河期――

          創作短編小説『赤い正真正銘』  ――5、赤っ恥――

          5、赤っ恥  四人の男達しかいない割に、そのホテルの会議室は広かった。不敵な笑みを浮かべた太田から視線を外すように船橋は一瞬、外を眺めた。窓の外は相変わらず雨が降っていたが、先ほどの小雨とは違い、かなり雨脚が強くなっているようだった。窓ガラスにぶつかる雨の音は、今から雷でも落ちるのではないか、と思わせるほどだ。おそらく少し前から雨の音が大きくなっていたのだろうが、熱弁を振るっていた船橋はその時、初めて気がついたのだった。内心、いやな予感がした船橋だったが、まさか、この雨が今

          創作短編小説『赤い正真正銘』  ――5、赤っ恥――

          文芸社様より自著「おばあちゃんのぞうきんー鹿石八千代児童文学集ー」💖出版

          ☆この度、文芸社様より自著「おばあちゃんのぞうきん ―鹿石八千代児童文学集―」を出版することになりました💖ありがとうございます。 この度、文芸社様より自著「おばあちゃんのぞうきん ―鹿石八千代児童文学集―」を自費出版させていただくことになりました。全国の本屋さんなどで、6月下旬頃よりご予約、ご注文が可能とのことですので、ぜひ、お手にとってご覧頂ければ幸いです。 内容は小学生向けの児童小説が3話収録されております。文庫サイズなので、大人の皆様は字がちっちゃくて読みづらいか

          文芸社様より自著「おばあちゃんのぞうきんー鹿石八千代児童文学集ー」💖出版

          公募ガイド社、第30回・高橋源一郎先生「小説でもどうぞ」にて「最優秀賞」を受賞しました。ありがとうございます!

          ☆公募ガイド社、第30回・高橋源一郎先生の「小説でもどうぞ」にて「最優秀賞」受賞 この度、2024年4月1日に発表があり「最優秀賞」をいただきました。本当にありがとうございます! 私自身は第1回から応募し続けておりまして、「小説でもどうぞ・W選考委員版」も含め皆勤でした。それだけに感激もひとしおです。苦節3年、諦めなくて本当に良かったです!  高橋源一郎 先生はじめ上野先生、佐倉先生、森先生そして中田先生、ほか諸先生方のご指導に心より感謝申し上げます。本当にありがとうござい

          公募ガイド社、第30回・高橋源一郎先生「小説でもどうぞ」にて「最優秀賞」を受賞しました。ありがとうございます!