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英単語の勉強という呪いからの解放

今日は英語学習者の永遠のテーマ、英単語について書きます💡

結論から言うと、以下に該当しない場合、ひたすら単語帳を何周もするような英単語の勉強はやめた方が良い!と私は考えています。※私がXとインスタでがっつり「Nativeの生英語」という単語の紹介(全く人気ナシ)をしていることは一旦置いておきますね(爆)

• 資格(TOEIC、英検等)をどうしてもとらなければならない人
• 英語の勉強を始めたばかりの人
• 特定の学問の勉強または仕事で新しい単語を覚えなきゃいけない人


さあ、ここでいくつか問題です!皆さん、以下の食べ物、英語で何と言うかわかりますか?



答えは、croissant。敢えてカタカナ英語で言うとクロサントです。クロワッサンじゃないです。意外に知らない人が多かったかもしれません。

さあ、お次はちょっと別の聞き方をしてみます。皆さん、prerequisiteという単語の意味わかりますか?




答えは、前提条件、という意味です。聞きなれない単語だったかもしれません。でも落胆しないでください!

そう、私たちみたいな日本語が母国語の人には、わからない英単語ってごまんとあるんです。無限といってもいい。当たり前だけどね。

上の2つの単語は、私がアメリカ駐在時代に新しく学んだ単語です。アメリカ駐在に至るまで、海外旅行、フィリピン・イギリス留学、海外の方との仕事を経験していましたが、同2つの単語には出会いませんでした。

ちなみにクロワッサンのcroissantは、アメリカにあるla Madeleineというチェーンのフレンチカフェに初めて行き、クロワッサンを注文しようとした時に学びました。その時、はたと気が付いたんです、

「俺、クロワッサン英語で言えねぇじゃん!」

と(笑)。

しかもクロワッサンって言わんのかい!とも思いました(笑) ※ちなみに日本語のクロワッサンは、本場フランス語の読み方に寄せているぽいです。

もう一つの単語prerequisiteは、バリバリアメリカの取引先とのやや緊迫した会議の時に学びました。その取引先とは、とあるシステム同士のデータ連携について話をしていたんですが、取引先の担当者が「データ連携を行うためには、~が前提条件だ」みたいな発言をした時にprerequisiteを使っていました。オンライン会議だったので、会議中にすぐにググって「前提条件」という意味を認識しました。

いずれのエピソードも共通していることがあります。それは、

「体験を通して新しい英単語を学んでいる」

という点です。

星の数ほど英単語がある中で、自分が今後の人生で出会う/使う単語=自分の人生に必要な単語を、事前に網羅的にインプットするのはほぼほぼ不可能だと思います。だから、皆さんが一通り英語や英語の資格の勉強を終え、基本的な単語の理解がある場合、単語をひたすら勉強するのはやめた方が良いと思っています。

代わりにすべきこと、時間をかけるべきことは、英語を使う体験です。これは、オンライン英会話は含みません。。。その理由は後日別の記事で書きます。ここでいう体験とは、海外の人と友達になって会話する、英語で仕事をする、英語を使うボランティアに参加する、みたいなことです。

このような体験を通じて、まず「①出会う人の口から発せられる新たな英単語に出会う」はずです。また「②自分が言おうとしたけど、出てこなかった英単語に出会う」はずです。

この①、②こそ、まさに自分の人生に必要な英単語(・フレーズ・表現)だと、私は思います。
(実際に人と会う体験をベースに書いていますが、自分がガチで興味のある英文の記事を読む、Youtube、映画を観るとかも体験だと思います)

私は単語帳で学んだ英単語=「脳の引き出しの中にしまったもの」というイメージを持っているのですが、体験を通じて学んだ英単語は、「自分の血肉」という感じです。血肉になった単語は、その後の英会話でアウトプットし易くなります。

人は同じような体験を複数回重ねると、要領を得てレベルアップします🆙 そしてその特定の体験であれば、英語で対応できるようになり、血肉になった英単語のストックも増えていきます。これは英語を話せるようになっていく過程の一部とも言えると思います。

これ日本語でも同じなんですよね。皆さん、部署異動して初めて会議に参加した時、新しい部活や習い事を始めた時、聞きなれない言葉や用語に遭遇しませんか?そしてその時、自分で調べるなり、周りの人の話を聞いて意味を類推したりして、未知だった言葉を理解していませんか?

私はメーカーで購買の仕事をし、その後ちょっとシステムの導入に関与したのですが、その時「要件定義」という言葉に初めて遭遇しました。最初は「なんなんそれ?」と思いましたが、繰り返し繰り返し同じ業務に関与し続けることで、要件定義という言葉を腹落ちさせて理解することができました。

社会人2年目、一時的にドイツで働いていた時に弾丸パリ旅行で訪れたレストラン。そこそこ良いレストランへの英語での電話予約は初だったけど、無事クリア。体験(経験)すれば怖くない!


誤解の無いように言っておくと、単語帳の勉強が無駄だなんて全く思ってい
ません。使いなじんだ単語帳は相棒になるし、英会話でも役立つと思います。ただ、ある一定のレベルに到達した人は、単語帳の勉強にゴリゴリ時間をかけすぎなくても良いんじゃない?と思っているだけです。

大学受験勉強で使っていた相棒の単語王。長文問題をこなして、
出会った単語を単語王で調べるという辞書的な使い方をしてました。

英単語の勉強という呪いから解放されて、外の世界に踏み出しませんか?

誰だって最初から上手くいきません、上手くやれません。でもいいんです。失敗が怖ければ自分にとってリスクの低い体験から始めましょう。そしてなにより「体験」を楽しみましょう!そこから得られる経験や単語フレーズが血肉となって、将来皆さんを絶対に助けてくれるはずです。

「俺、クロワッサン英語で言えないじゃん!」事件後に旅行で訪れたNYのパン屋。
注文したのは勿論croissant。もうなーんにも怖くない、焦る必要も無い。

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