キュンキュンした話

先日久しぶりに出社した後輩と話をした。

どうやら恋人ができたらしく、その旨を報告してきた。
ただ、彼は恋人が変わるスパンが早いので

『またか』

くらいの温度感だった。

どんな出会い方をして
どんな会話を経て、どう惹かれていってなど
現在に至るまでの話を語ってくれた。

うん、まぁ、いつも通りだなと
思ってた矢先にこんな話をしてくれた。

「LINEのノートって機能に≪やりたいことリスト≫を作ってるんです」
※ノートとは…トークルームにテキストから写真・動画・スタンプ・リンク・位置情報・音楽まで何でも残しておける機能である

なるほど…？
ピンとこない自分に続けてこう言う。

「ふたりがやりたいことをどんどんノートに追加していって、それが叶ったら≪いいね≫を押すんです！んでまたやりたいことが増えたら、またノートに追加して…」

なるほど…？
そして実際に画面を開いて何が書いてあるのかを見せてくれた。

・浴衣を着て花火を一緒に見に行く
・USJに行って〇〇のアトラクションに乗る
・夜中に〇〇らへんを散歩する
・春になったらお弁当を一緒に作ってピクニックにいく
・〇〇の温泉宿に泊まりに行く

これはほんの一部だが、些細なことから大変そうなことまで
たくさんの≪やりたいこと≫が綴られていた。

正直めちゃくちゃキュンキュンした。

え、めっちゃいいじゃんなにそれキュンキュンするって普通に言った。

大人になったら忘れてしまう、純粋に楽しむという感覚を思い出した。
会話の中で【〇〇に行こう】なんてことを話すのはよくあることだが
なるほど、形として残しておくのは良いことだ。

これのいいところは≪ふたりで話し合ったことを追加する≫ではなく、
≪思いついたことを各々で追加すること≫である。

ちょっと仕事で疲れたときに、LINEを開いたら
≪やりたいこと≫が追加されている。うんテンション上がるわ。

自分自身これを実践するとなるとどうしても照れてしまいそうだが
そんなこともなく楽しめている後輩カップルを素直に尊敬する。

ちゃんと相手のことを想って、この恋愛を楽しもうという気概が見える。

自分に足りないものはこれなんだなと、思い知らされた。

さて、後はどれくらいこの【楽しい恋愛】が続くのかだが…。
前回は〇ヵ月だったか…。

そこも見ものである。