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DFというポジション

絶対にFWの方が楽しい

これは一般的な意見かもしれない。
僕もそう思う。笑
FWは点を取ることが仕事で
一夜でヒーローになれる
最高のポジションであり
ファンが多いのは
絶対的に攻撃的な選手であることは間違いない

スタジアムは応援しているチームが
攻撃しているときに最高潮に盛り上がり
必死に守った時は安堵の拍手を送る。
僕が観戦している時もそうだし
サッカーというのは
そういうスポーツだと思う。

ちなみに僕は、大学一年生までFW。
点を取ることが大好きで
点を取れない日にはすごくイライラする
THE FW だった。

なぜ、今はDFなのか

転機は大学時代、監督に言われた。
普通にCBやったことあるかと。やってみろと。
幅が広がるし、良いかなと思って
僕もなんとなくやった。楽しくはなかったけど
なんとなくDFとして試合に出た。
その日からDFだ。
FWをたまにやる機会もあったが
DFの魅力にどんどん僕はハマっていった。

しかし、初めてDFをやった時は
難しさにかなり戸惑った。

FWより体力は使わないが
たくさん頭を使うし
予測、ポジショニング、ヘディング、
現代サッカーでは
DFのビルドアップの能力も必須であり
たくさんの能力が必要なポジションである。

実は大変なんだ。DFって

FWをやっていた僕からしたら
チッなんで守れないんだよ。さばけんな。とか
(さばけん=長崎弁で仕事ができないって意味)
なんでそこで取られんだよ。とか
めちゃめちゃ思ってたし
いくら90分素晴らしいプレーをしても
アディッショナルタイムで失点に絡めば
その90分間の素晴らしいプレーなんて
みんな頭の中からは消し去られ、非難される。
そんな世界だ。

昨シーズン学んだメンタルの重要さ

サッカーはミスが多いスポーツで
DFにとってミスはチームに致命傷を与える。
ある意味、そのミスを気にしないような
強いメンタルが特にDFは必要なのかもしれない

自分はプロ1年目。
結果ばかりに目を向けてしまっていた。
パスミスした。あーミスした。やばい。
次もその負の感情が連鎖し、ミスを繰り返す。
これではダメだなと
元Jリーガーのある人に相談した。

結果より過程を大事にしなさい。

彼は僕にこのようにアドバイスしてくれた。
じゃあ拓真は
ボール受ける前に正しいポジション取れてる?
ボール受ける前に周りをちゃんと見てた?
相手を置く位置はそこでよかった?
身体の向きは?声は出せてた?
それをしっかり意識してミスしたなら
そのミスは何がダメだったのか
はっきりとわかる、次につながるミスになる。
ミスをしてしまった。結果ばかりに目を向けず
その結果に至るまでの過程を大事にしてみたら
絶対にもっと成長できるよ。
と熱く語ってくれた。

たしかに。。。
その言葉たちはストレートど真ん中で
僕の心にズキーンと突き刺さった。
ほんとに。この言葉たちは
サッカー以外にも通じる
僕のソウルワードとなった。

DFとしてもっと高みへ。

今ではすごく大好きなポジション。
すごくやりがいを感じるし
もっとDFとしてもっと高みを目指したい。
その為にも毎日研究欠かすことなく
たくさんのことを盗んでいきたい。

そして、FWが花形であるサッカーにおいて
こんな目立たないDFの僕を
応援してくれる皆様には本当に
感謝の気持ちでいっぱいである。

目に見える結果を
皆様にお見せすることは
できないかもしれないが
DFとして
どんな試合でも全力で闘い
皆様に勇気や感動を
与えられるような選手になりたい。

鹿山拓真


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