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地層

なんだか疲れてしまったね〜参ってしまったね〜というandymoriの『シンガー』のフレーズが頭をループしているくらいには最近疲れているなーと思う

修論終わって1番暇な時期なはずのになぜ、と思うけど次々とタスクが降ってきていててんやわんやしている。自分でまいた種なのだけど。
アリナミンの錠剤?を飲んで寝ないと疲れが翌日まで残る。元々酒に興味がなかったのにクラフトビールと日本酒の美味しさに気づいて1人で晩酌するようになった。大学の階段がキツくて遠回りしてでもエレベーターに乗る。これが大人になるということなのか。総じて、心に靄があるというか、ズッシリしてる感じ、疲れてるなーと思う

とある市のとある地区(つっても、栃木県内)マップ作りのお手伝いをしている。お手伝いといってもデザインをほぼ担当させてもらっている。デザイン素人に任せちゃっていいんですか…と思いながら、ひたすらに絵を描いてひたすらにイラレを操作している 楽しい。

わたしはその地区にゆかりがゼロのため、先輩に地区を案内してもらった
山を見て川を見て蕎麦を食べて寺を見て花を見た。ほーんと思いながらいろんな場所をまわった。

そんで、地層を見た。

どーん

地層って、理科の教科書に出てたのか社会の教科書に出てたのかよくわからないけど教科書で見たことはあった。くらいの印象。
多分初めて生で見る地層。おおーーすごー本当に層になってるんですね〜などと先輩と話していたのだが、地層を見れば見るほどなぜか泣きそうになった 横に書いてあった地層の歴史の深さが桁違いだったから。
平気で『20000年前』とか書いてあるんだよ。意味がわからなくてちょっと笑った
これだけの月日をかけて今の高さになってるのか…地層からしたら人間なんて最近出てきたようわからん生物なんだろうな。私たちでいう、パッと出てきたようわからんYouTuberみたいなね

あー人類は無力だなと感じた 46億年前に地球が誕生して最近人類が生まれてそれで色々と発展を遂げたけどそれがなんだって話で結局人類は自然に敵わないし、だからこそ防災が〜といって少しでも被害を受けないように対策しようとなっているわけで。地球には敵わないわーと思った。(語彙力…)そんなことを地層を見てぼんやり考えて、先輩に『そんなに面白かった?笑』と突っ込まれたりした。

地層から離れて。普段の生活の中でも最近は自分の無力さに落ち込んでいた まだ学生だからというのもあるかもしれないが、まちづくりがやりたいと思って過ごした6年間に果たして意味があったのかとかなんのための修論なんだとかグラレコをする意味とかぐるぐるぐるぐる考えていた 恩師ならなんていうのかなと考えてまた寂しくなってぐるぐるぐるぐるしていた

そんなぐるぐるを地層がちょっと解消してくれたように思う。恩師が亡くなって、それでも何事もなかったかのように回り続ける社会が憎かった なんでみんな普通にしていられるの、と思った。けどそれはそうなんだよな 長い長い地球の歴史に比べたらだれか1人この世からいなくなったところで知ったこっちゃないんだろうな だからこそわたしは、わたしだけは自分の感情に正直にいたいと思った。どれだけ自分が頑張って栄光を掴んだところでいつか死ぬし、この地球からすればなんてことないんだろう だからこそ、自由に生きたい 
大学3年生の時にまちづくりの面白さにハマり、周りから『古谷は急に意識高くなった』と言われ大学の友達が減ったことを思い出す。そんなんどうでもいいわ!やりたいようにやらせてくれ
わたしが好きな東京事変の、『生きる』という曲もそんなことを言っているような気がしている この身は儚く、無力で何もない けど、生きるんだ。だからこそやり遂げなきゃいけないことがあるんじゃないかと24歳の私は思ったのでした。

地層を見て人生を考え直すことになるとは思わなかった
人生に行き詰まったらまたあの地層を見に行きたいな

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