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ZARD『Oh My Love』

ZARDの中で一番好きなアルバム

リアルタイム、中学生の時に聴いていたアルバム。
しかも、友達がたむろするうちで一人の時に決まって今作を歌詞カードで歌を追いながら聴いていた。
そのジャケットの写真の坂井泉水も凄く綺麗なのを今でも忘れない。私にとってZARDは友達に教えたくないアーティストだった。孤独な坂井泉水を独り占めした気分になれる、ZARDの歌にはそれだけ親近感が強くまるで自分のことを歌ってくれている気分でいた。
ZARDのアルバムの中でも自分には今作に一番夢中になった。アルバム通して捨て曲が一曲もないのがZARDのアルバムの色褪せない魅力だが、中でもこのアルバムの並びには思い入れが溢れている。
個人的なことを書くつもりはない、書かなくても千差万別、皆が同じようにこのアルバムとの思い出が必ずあると思う。
当時の音楽シーンはミリオン数値でCDが売れて、次から次へとアーティストが出てきた。
ドリカムや今井美樹、GLAYにL'Arc、ジュディマリ。その中でもZARDはバンド表記にも関わらずこの頃は新譜が出ても坂井泉水がテレビに出ることも少なく、正直なところ歌唱力も吉田美和と比べると劣っている、しかしそれが坂井泉水の魅力であり、誰よりも等身大の歌詞が強烈に輝いていた。
今思うとたった10曲しか収録されていないが『もう少し あと少し・・・』に『この愛に泳ぎ疲れても』の歌詞の重みは当時中学生の自分には丁度良かった。現実世界、背伸びをすることもなく飛行に走らなかったのは坂井泉水の歌の力が関わっていた、それほど身近にいたZARDという存在。
そのスペシャルは今でも心の中にある。
『I Still Remember』

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