見出し画像

yonawo『LOBSTER』

パンデミック

適当に寝て、マジで起きて無職。
真夜中に起きて冷蔵庫を開けてパックのまま牛乳をがぶ飲みしながら「こんな日々がしばらくはまだ続くんだろうな」と漠然と感じた。
中々眠れない中、以前ヒップホップが好きな女子の車の助手席でyonawoの『矜羯羅がる』を初めて聞いた。その女子が自分と初めての浮気をした後の真夜中の浜比嘉島。
それからyonawoを避けてきたけど、浮気をされる側の男子に自分がなる矜羯羅がった状況にyonawoのゆるいビートに消え入りそうなボーカルは鮮明に脳に皺を作るように染みてくる。
M3『しあわせ』のような毅然としたブルースに浮かぶ街、それでも今のパンデミックな日本の状況が微妙に合わずかすれる音楽とは最初から完璧に自分とマッチする曲はないように切なくなる。
M6『ミルクチョコ』を聴いて、パンデミックに切迫する己の自己生活に沸いた虚無感で頭を振りたくなる。
このEPはいつまでも続く明るく倦怠な日々に寄り添ってくれるのだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?