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引越しの季節

note29日目。
朝早起きしたけど予定は延期。
損したような得したような☺︎


引越しのCMが増えてきました。
新生活の季節ですね。
若かりし頃、マンションの間取り広告を見ては陽当たりがこんな感じで、インテリアはこんな感じでーとお好みの部屋を想像するのが好きだったなぁ。

新しい家、お部屋ワクワクします。
日本人の引越しは平均で3回ほどだとか。
意外に少ない印象です。
学生時代に京都、社会人で兵庫の中で数回引越しをしている私は平均以上です。
引越しが多い人は飽き性とか変わり者とかいわれたりします。

きっと、狩猟時代から、稲作して生活が安定した経験が刻まれているからかな。漁にしろその海の特性を知らなければ生きていけない。1年で土地の特性を知るなんてさらさら無理だし、むちゃくちゃ要領よくても3〜5年はかかるだろう。3〜5年あれば伴侶も見つかるだろうし、それほど手をかけた土地を離れるなんてとても惜しい気持ちになる。
それをふいっと出ていってしまうなんて、周りから見ればそれはそれは変わり者だ。

私も子供の頃は実家から離れるなんて考えられなかったし、住んでいる地域が大好きでその土地から離れたいと思ったことなんてない。
中学生の頃、親友の「海外で働きたい」という告白にお尻が浮くほど驚いた覚えがある。
そんな雰囲気がなかった友人だから驚いた点と、自分がこれから進む道で「どこかで」という自分をおく場を全く考えた事がなかった点でそれはそれは衝撃だった。

だけれど今となっては、引越ししたい人間になっている。できることなら色んな地域に住んでみたいと思っている。

何度かの引越しで住んだ場所場所がそれぞれでとても楽しかったからだ。
それぞれに特徴があって、そこそこにとてもキュートな景色がある。これは住んでみて初めて知るような事だと思う。
私は車を持っていないから、基本徒歩で駅まで歩いて移動することになる。
毎日歩いていると小さな事に気づく。
年が明けると程なく枯れ野原だった土手に水仙の芽が出る。石垣にトカゲが日向ぼっこしている。桜の花びらの吹き溜まり、一番蝉の声、日差しを避けれる影の位置、誰かの落としたキーホルダーを誰かが草の上に座らせている。その横にサンタの置物がふえている。
愛しすぎてたまらない景色。

こんな愛しい景色がきっとそこら中にあると思うと、見てみたくなる。
日本中、いやいや、世界中にあるのだと思うと、早く次の住み場所に行きたくなってしまう。

次の住処はどちらがよいかな。


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