自分史的なクリッピング史料
梅雨明けの初日。今朝も犬と散歩したけど、確かに暑い。これまでnoteにはテキスト(文字)ばかりでトライしてきたけど、なんと、イラストを入れてみるという自分では思ってもいない展開。何かと機能を使ってみたい、使い切ってみたいという欲望にかられて。でも、ささやかなつぶやきみたいなものだから、テキストだけで十分では?なんてずっと思ったりしていて。さておき、いよいよ米国ではトランプが再度大統領候補となり、生死を彷徨いながらの、強いアメリカを体現しているように思われる。一方、ポスト・バイデンがはっきりしない民主党は誰を担ごうというのだろうか。
2024年7月18日 朝日 新聞と読者のあいだで 岡本峰子
この記事でも都知事選の様子を伝えている。特に、得票数5位ながら、15万票以上を集めた安野貴博さんのこと。AIエンジニアでかつSF作家である同氏を朝日では早くから注目していたと。選挙戦ではAIアバターが有権者からの質問に答えたり、意見を集めて公約を更新したり、著名人のネット番組に出演したり、更には奥様の街頭応援演説の様子がSNSでアップされたりと、AIエンジニアの真骨頂を垣間見る選挙戦だった様子。ボランティアが担った選挙ポスター貼りは全14000箇所に及んだという。
要は、AIなども含めてテクノロジーが選挙戦において活躍する時代がもう来ていることを証明したという意味でも意義は大きかったのだろうか。でもメディアは公平・中立な立場から、全ての候補者の素顔をなるべく掲載できるように努める。情報の公平な露出ということだろうか。但し、ニュース性や紙面スペースに応じて扱いに差が出ることも認められていると。結局朝日でもアンケートで調べると、情報の軽重というかトーン&マナーというか、どうしても全ての候補者の知りたがられている情報というのが、メディアにはないという不満。結局、ネットの中にその情報を求めることになる。
得票数で2位となった石丸さんもネットを十分に活用した成功者でもある。要は、石丸さん安野さんの得票はネットでの情報を有権者が選んで取捨選択した結果なんだろうということ。ここでTikTokを活用して分かりやすい言葉で、政治の世界の情報を伝える女性のコメントが付されている。「わかりやすい言葉」で話す政治家でないと視野にすら入らないのだと。わかりたいという人は潜在的に多いのに、政治家の言葉は余りに難しすぎるということ。
この女性は石丸さんは支持せず蓮舫さんに投票したらしいけど、ニーズを確りと掴んでいるという評。メディアも教育界ももっと人々のわからないというニーズに切実にアドレスする必要があるのだと結ばれている。そう、世の中の何故?に時には丁寧に答えていく必要があるのだろう。今、「安岡正篤運命を思いどおりに変える言葉」という本を読んでいる。多くの経営者や経営コンサルタントが耳を傾けたいという安岡先生の言葉はどんなものだったのか?という興味から。2017年刊行の本だから、決して新しくはないけど、後に、同じように信者を集めた、京セラの稲盛さんの言葉や、更に経営の神様と言われた松下さんの信奉者も未だ多いと思う。こういう人たちの著書を読んでいると、もちろん難解な部分もあるけど、多くは平易な例えと平易な肝を言葉にして表現しているように思う。だからこそなんだろうけど。
昨日、銀行でお金を下ろしたら、早速、渋沢栄一先生が出て来た。「論語と算盤」も読んだことがあるけど、選挙戦から派生して、過去の大先生に行き着くのも面白いかもしれない。
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