見出し画像

山登りレクで


牧  「なつみさん、大丈夫?」
なつみ「あ、ちょっと足が、、、」
牧  「どこ?見せて」
なつみ「いやいやいや、恥ずかしいし」
牧  「何言ってんの。ちゃんと見せて」
なつみ「うっ、、、はい」
牧  「ああ、これは痛いよ」
SE  ガサゴソ
なつみ「いっ」
牧  「はい。応急処置しておいたから、もう少し頑張ろう」
なつみ「うん、、、なんかごめんね、牧くん、私のせいで遅くなちゃって」
牧  「いや、別にいいよ」
なつみ「でも、男子で、何かをかけてなかった?」
牧  「ああ、まあ、、、それはいいよ」
なつみ「牧くんの足なら、今からでも追いつけるから、行って」
牧  「え、いや、ダメでしょ。なつみさんを置いていくとか」
なつみ「牧くん、、、ありがとう」
SE 風の音
牧  「もうすぐ頂上だよ」
なつみ「うわぁ、、、湖が真下に見える」
牧  「ここを少しおりたら、今日泊まるところだから」
なつみ「うん」
SE 少し強い風の音
なつみ「はあ(手に息をふきかける)」
牧  「手、冷たいの?」
なつみ「うん、ちょっと。手袋しようかな」
牧  「ちょっと、手を見せて」
なつみ「ん?」
牧  「うん、これをこうすると、、、どう?温かいでしょ」
なつみ「え、ポケット!いやいや、ちょっと」
牧  「そんなに嫌がられるとショックだなあ」
なつみ「いや、そうじゃなくて、えっと、その、心臓がもちません」
牧  「ははは、何急に敬語?」
なつみ「いやいやいや」
牧  「ははは。まあいいや、とりあえず手袋して下ろう」
なつみ「う、うん」
牧  「宿についたらさ」
なつみ「ん?」
牧  「話があるから」(耳元で)
なつみ「ええええ」
牧  「ははは、ほら、いくよ」




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?