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牧場の仕事〜搾乳準備①パーラー〜

牛舎の掃除が終わったら、搾乳舎に移動します。ここの搾乳舎はパラレルパーラーといって、搾乳者から見て牛を縦に並ばせて搾乳する形態になっています。

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そして搾乳前準備として、まず搾乳メンバー全員分の手袋、ゴム手袋、アームカバーを準備して、消毒していた搾乳に使用するタオルを脱水にかけます。脱水してる間に、タオルが入っていたバケツを搾乳室に持っていき、搾乳前に牛の乳頭に付けて消毒をするプレデッピングの中身を補充します。

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次にバケツにお湯をためて、搾乳中に乳頭が3本しかない牛のために使用するミルカーキャップをお湯の中に入れます。また、抗生物質を打ってるなどのパーラーのミルカーで搾乳できない牛のために持ち運び可能なミルカーも準備します。

次に搾乳室の床を水で濡らします。私たちが搾乳する場所と牛が歩く場所です。水で濡らすのは牛のウンコが付いた時に取れやすくするためです。濡らしてないと、牛のウンコがこべりついて掃除のときに洗い流すのが大変になります。

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そして牛入れの人が足を洗う場所に水を溜めて、牛が通る道のドアを左右両方とも開けます。(ただしゲートは閉まっているので牛はまだ入れないです)最後に脱水していたタオルを洗濯機から取りだして搾乳室の中央に運びます。準備ができたら全体に「始めます」と声をかけて、パーラーのメインパネル端末から電源を入れ、牛ごとの搾乳量をチェックする端末を確認して牛が入れるゲートを開けます。

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