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Give & Take への違和感を考える

この記事は TECH PLAY 女子部のアドベントカレンダー 6日目の記事です。

考え始めたきっかけ

今年の 1 月まで参加していたエンジニアコミュニティで「Rails でアプリを作ってレビューしあう」活動をしていたときの話。参加メンバーは Rails 経験値がまばらな状態(未経験の方もいました)だったので、コードレビュー中には知識差が顕著に出るシーンもありましたが、知ってる人が知らない人に教える形が自然とできていて、いい感じの雰囲気だなぁと思っていました。でも、振り返りで Rails の経験の少ない方(ここでは A さんと呼びます)が「今回は Give が 10% で Take が 90%だった。次回は Give の量を増やしたい」と言っていて。私は A さんの雰囲気やマインドに良い影響を受けていたので、「そんなことない!めっちゃ Give してましたよ!」と言いたくなる衝動に駆られました。

イラスト 2021_01-28

してあげることが Give で、してもらったら Take?

A さんの Give は「教えてあげること」で Take は「教えてもらうこと」なんだろうなぁと考えつつ。A さんが Take だと思っている「教えてもらうこと」は、私から見たら A さんが聞いてくれたおかげで自分の知識が役に立つ!嬉しい😌って思えたり、話が盛り上がって楽しめたり。あと「ここ分からない、教えて」って言うハードルもぐっと下がったので、A さん居てくれてありがたかったなぁ(Give してもらったなぁ)って感じるんですよね。

イラスト 2022

うーん、だからあなたが Take だと思ってることは見方を変えれば Give になってるんだよってことが言いたい。

私の上司の話

とはいえ自分がしてもらってる側だと迷惑かな…悪いかな…って思っちゃってて😣そんな気持ちを和らげてくれた上司の言葉を紹介したいです。

仕事で上司への要望を言いたいの我慢しちゃってた時期があって。例えば、私へのフィードバックをもっと丁寧にして欲しいとか、お客さまに迷惑かけちゃうかもだけど1ヶ月ぐらい休みたい…とか。前から言いたかったんだけど中々言い出せなかったんですって 1on1 で伝えたら「頼ってもらうと上司は喜ぶもんですよ」って言われて。「うー、頼るって難しのよ〜」とは思いましたが、お願いすること、頼ることが迷惑じゃなくて、むしろ相手にとっては嬉しいことなんだなぁと知りました。

今後は頼ってくれたときに相手が申し訳なさそうにしてたら、あなたのお陰で私は喜んでますよって気持ちを伝えれる人になりたい。

搾取されてる感

ここまでは「Take だと思ってることが、実は Give になってることもあるよー」的な話をしてきたんだけど、逆に「めっちゃ搾取(Take)されてるー!」「こんなに搾取されるなら見返りも欲しいわ!」みたいになるときってどんな状況なんだろう?🤔 を考える。

私の最近の搾取されてる感は、複数人で話すときに自分の話ばかりして周りの意見を聞かない人がいると「皆の時間を奪うな!」って思って、その人を話を聞いてる時間が私の時間を奪われてるような気分になる…。

うーん、本当はそのとき自分も意見が言いたかったんだと思う。でも私の意見を話す時間もちょうだいよ!って、話を止めてまで割り込む勇気もなく…😩めっちゃ我慢してるのにニコニコしてその状況を肯定してるような態度を取ってる自分が辛い。

イラスト 2025

搾取されてるって思うときは自分の意見を自分が一番尊重してないんだと思った。耳が痛い。搾取されてるって思ったとき、自分は本当はどうしたいの?を行動に移せるようになりたい。

Give & Take への違和感とは?

Give & Take が行動だけで判断されちゃっている場合に違和感を感じる。

たとえ行動だけみたら明らかに与える、受け取るがハッキリしてたとしても、その行動から発生する相互の感情とか想いをみたらお互い与えられてる感になることってあるし。だから理想系は下の画像のように何かの「行動」に対して相互にいい感じの感情や想いが発生するイメージが好きだし、そういう人間関係やコミュニケーションを作りたい。

イラスト 2024

そして何かの「行動」を通して、自分にネガティブな感情や思考が生まれていれば、きっと我慢して合わせてる部分があるので、自分のしたいことを優先して「行動」を起こしてあげたいなぁと思いました。

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