個別指導のススメ


1 個別指導のススメ

 司法試験・予備試験・ロースクール受験に向けて勉強をしている方の中には、「勉強の方向性が正しいのか不安」「勉強をしているつもりなのに定期試験や添削の評価がイマイチ伸びない」「勉強していく中で生じた疑問を解消できない」という悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 上記のようなお悩みをお持ちの方には、個別指導をおススメします。今回の記事では、個別指導をおススメする理由についてお話していこうと思います。
 勘のいい皆様ならお気づきかと思いますが、私の個別指導の宣伝です。
 ブラウザバックをするのは少し我慢して、もう少し記事を読み進めてみましょう。忍耐も司法試験合格に必要な能力です。

2 答案添削との比較

⑴ 答案添削と個別指導,それぞれの特徴

 司法試験は自ら作成した論文を司法試験委員に評価してもらうという試験形式なので、自分で書いた答案が第三者からどのような評価を受けるのかは予め知っておく必要があります。自分では書けたと思っていても、第三者からすれば箸にも棒にも掛からぬと評価されてしまえば、勉強の方向性を誤っていると言わざるを得ません。答案の主観的評価と客観的評価を摺り合わせる作業が合格には必須なのです。

 主観と客観の摺り合わせに有益なのが答案添削です。第三者がその答案をどのように読み、どの部分を評価し、どの部分を問題視したのか、改善すべき点はどこかが分かります。返却された答案に付されたコメントを基にして、改善すべき点があれば、どうして失敗したのか、その失敗をしないためにはどうすればよいかを考え、次につなげる。そうした作業を繰り返していくことで、主観と客観を摺り合わせていく。

 答案添削を受ける機会は、先輩や教授を頼ったり、予備校講師やSNS等で個人で活動している方にお願いしたり等探せばいくらでも見つかるでしょう。お金を出して添削を受ける機会を得る場合は、提供されるサービスや予算と相談して決めれば充分でしょう。

⑵ 答案添削と個別指導の相違点

 以上答案添削の特徴を挙げましたが、個別指導との相違点は3つあると思います。

 まず、答案添削は一方的な指摘なのに対し、個別指導は双方向的なコミュニケーションを前提とするというという点です。

 前述したように、答案添削では第三者からの客観的な評価や改善点の指摘がありますが、それについて添削を受ける側から質問や確認等はすることができません。文字面だけでは伝えきれないこともありますから、双方向的コミュニケーションを前提とする個別指導の方が改善点の把握がしやすいといえるでしょう。

 次に、答案添削は対象となる問題の範囲内でのアドバイスに終始するのに対し、個別指導は問題を範囲を超えて総合的一般的アドバイスを受けることができるという点です。

 答案添削は解答に対するコメントを付すということですから、その問題を解く上での改善点に目が行きがちです。もちろん、解答への指摘を通して一般的なアドバイスを記載することもできますが(むしろそうするべきだと思いますが)、その記載までされるかは添削者に依存すると言わざるを得ません。

 解答に対する指摘から、答案作成に関する一般的なアドバイス(法的三段論法や事実の評価方法等)に紐づけたコメントがあるか(反対に問題プロパーの指摘に終始していないか)、という点は良い添削か否かの評価の指標になると思います。

 個別指導では、一般的な答案の書き方はもちろん、関連する基本知識や原理原則、判例、学説に関する理解についても併せて確認することができます。それについても会話を交えながら、理解に誤りがないかリアルタイムにチェックできます。もちろん、受講生側から質問をすれば回答が返ってきます。

 それから、料金の違いは大きいと言えるでしょう。
 個別指導は、添削だけではなく、指導する問題についての知識の確認、当日の指導内容の流れを考える等事前準備を入念に行いますし、指導当日直接受講生と相対してコミュニケーションをとりながら理解を確認したり、答案作成方法に関するアドバイスをお話することになるので、必然的に答案添削よりも作業量が多くなりますから、個別指導の方が割高になるはずです。

⑶ 答案添削と個別指導どちらを選ぶべきか

 予算の制限がある場合は,答案添削が選択肢になります。予算に比較的余裕がある方や,一方的でなく双方向的なコミュニケーションで改善点や疑問点の解消をしたい,その問題そのものに関する理解だけでなく関連知識や答案外の事項まで併せて押さえたい方は個別指導を選ぶべきでしょう。

3 私の指導について—相性を判断するのに必要な情報の開示

⑴ やはり個別指導は相性

 一応この記事は私の個別指導の宣伝として書いておりますし、個別指導は相性が命だと思いますから、私の指導との相性を判断するのに必要な情報は記しておくべきだと思います。
 手始めに私の学歴と受験歴について、それから指導で特に力を入れていること、そして趣味嗜好についてもお話しておこうと思います。

⑵ 学歴・受験歴、司法試験合格まで

 小中は公立学校、高校は中央大学附属高校、そのまま中大法学部に入り、ロースクールも中央大学です。中央大学法科大学院を修了した年の司法試験に合格いたしました。いわゆるスーパーエリートみたいな学歴ではありませんが、それなりに勉強はしてきました。勉強もやりたいことも両方楽しむタイプでした。
予備試験を初めて受けたのは学部3年生の頃です。平成25年だったと思います。ただ、箸にも棒にも掛からず。結局ロースクール1年目に平成27年予備試験短答式試験に初めて合格しました。同年論文式試験では勉強したものはA、勉強しなかったものはFという非常に分かりやすい落ち方をしています。
続く平成28年予備試験短答式試験も合格しましたが、これまた分かりやすく網羅性の無さが原因で落ちました。特に実務基礎の対策は全くできてなかったのが痛かったです。評価はもちろんFでした。実務基礎でFはとらないようにしましょうね。

 平成28年予備試験論文で不合格になって初めて、自分の勉強の欠陥に気づかされた様相です。すぐに優秀な同期に泣きついて、何がダメだったのか、司法試験はどうしたら受かるのか、と質問攻めした結果、論文式の過去問を解いていないことが原因と分かりました。
 受験生の皆さんは当時の私のことを「バカなの?」と思うかもしれません。私も同意見です。今まで一度も論文式試験の過去問を解いたことがなかったのですから。愚の骨頂でしょう。
 来年の司法試験合格に必要なのは過去問の分析だと気づき、そこから司法試験の問題をしこたま解きました。実際に答案を書くのはもちろん、採点実感の分析は特に力を入れました。
 過去問を中心とした勉強に切り替えたおかげなのか、平成29年司法試験は何とか合格することができました。

 以上のように、過去問を検討し分析する重要性、基礎固めの重要性は痛いほど分かる人間です。司法試験であれ、予備試験であれ、合格するために最低限しなければいけない勉強の方法を知りたいという方は私の話が参考になるかもしれません。

⑶ 個別指導をするときに私が意識していること

 合格答案を書くために必要な基本知識、各科目に対する向き合い方(思考方法)をご提供することは当然のこと、特に私は「思考過程」に重きを置いています。
 採点実感を分析していると、判例の判断枠組みを知っているかに点数があるのではなく、その判断枠組みに至る判例の思考過程や、その判断枠組みを本件事案に落とし込んだ場合にどのような帰結に至るのかという自説の思考過程(いわゆる当てはめ)に点数があるのだとわかります。
 これら思考過程は答案に明示してなんぼなわけですが、いざ明示しようとすると意外に難しいのです。私の指導ではその思考過程を明示することができるように、判例の思考方法を詳しくお話するだけでなく、当てはめの方法論についても細かく指摘を入れることが多いです。判例の判断枠組みを上手く表現することができない、判断枠組みを定立できても事案にどう落とし込めばよいか分からないというお悩みは、私の指導を受ければ必ず改善できると自負しております。
 また、再現性の高い記憶の仕方や論証の作り方等答案での表現方法に関するアドバイスも多めに行おうと考えています。
 日頃どんなことを考えて文章を読んでいるか、文章に対してどのように向き合っているかは、私が書いている記事、文章を読めば把握できると思います。

 当てはめを得点源にしたい方や判例の思考過程についてしっかり押さえたいという方は私の指導と相性が良いかと思われます。
 反対に、熱血指導で引っ張ってほしいという方はあまり相性は良くないかもしれません。私は受講される方との対話に重きを置いて論点や判例に関する理解を確認し、時にはそれらについて議論することなどを通して勉強を楽しんでほしいという思いで指導に臨んでいるので、グイグイ引っ張るという姿勢は苦手です。

 最後に得意科目等についてお話ししようと思いますが、基本的に全ての科目は苦手ではない、という具合です。成績については私のプロフィール欄に参考になりそうな情報を記載してありますのでご参考までに。
 特に好きな科目は公法系と民事訴訟法です。これらの科目は、判例の思考過程をしっかり理解して、その理解から説明する必要がある科目です。私はこの作業が大好きなのです。公法系や民事訴訟法を苦手にされている方は是非個別指導をご検討ください。

⑷ その他趣味嗜好について

 何が好きかが把握できればその人の人となりは何となく分かるのではないか、というガバガバ理論に基づき、私の趣味嗜好について簡潔に記載しようと思います。少しの間付き合ってください。

①野球
 小学校だけですが野球をやっていましたので野球は好きです。打撃よりは守備や投球を観るのが好きで、パリーグTVは欠かさず観ています。好きな球団はオリックス。出身は東京ですが、投手陣がかっこよすぎて推しています。特に山崎颯一郎。

②アイドル
 坂道、ハロプロです。特にハロプロは暇さえあれば動画を観たり、曲を聴いたりしています。パフォーマンス力があるのはもちろんなのですが、欲しいタイミングに欲しい音程の歌声がハマる感じがたまらないです。論旨不明ですね。
 伝わる人に伝われば充分です。

③HIPHOP
 音楽はロック(9mm parabellum ballet,man with a missionとか)も聴きますが、HIPHOPはめちゃくちゃ聴いています。司法試験の模試の休憩時間にBeats&RhymeとHEAT OVER HERE等を聴いて気張っていたのを覚えています。
 よく聴くアーティストは、漢、D.O、般若、OZROSAURUS、AKLO、SALU、NORIKIYO、韻踏合組合、餓鬼レンジャー、Awhich、ANARCHY、Jin Dogg、real-t等々。
 伝わる人に伝われば充分です。

④ラジオ
 法律の勉強を始めたときに出会ったのがオードリーのオールナイトニッポンとアルコ&ピースのオールナイトニッポンでした。勉強してるときに聞き流すつもりで聴き始めたのですが、面白すぎて集中できないので、勉強の方を止めて集中して聴いてしまうという時期が私にもありました。
 他にも朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン、乃木坂46のオールナイトニッポン、山里亮太の不毛な議論、問わず語りの神田白山、ラランドの声溜めラジオ、吉住の聞かん坊な煩悩ガール、ヒコロヒーのストロベリーワンピース等々。
 伝わる人に伝われば充分です。

5 個別指導良いかもと思ったら

 長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。その忍耐力は司法試験合格に必須です。合格にまた一歩近づきましたね。
 もう一歩近づきたいという方は個別指導等を活用しましょう。最短距離でゴールまで案内してみせます。

 ここまで読んできて、個別指導いいかもと思った方は、是非アガルートのホームページから個別指導の初回面談の申込みをご検討ください。
 アガルートの個別指導では、受講の前に指導担当者との相性を確認してもらうために、無料で講師との面談を行わせていただきます。個別指導興味あるけど、まず話してみないと信用できるか不安という方は、まずお話しだけでもしてみてください。
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