27歳まで続く日記vol.69『世の中から目を背けないことで見えてきたこと』

コロナが蔓延する前からアルコール消毒をさせる店はあったけど、最近は薄めまくった消毒液を出しているところが多くて、以前より化学室で嗅ぐようなキツい匂いのアルコールを置いてる店が減った気がする。もしかすると僕らは入店時、死ぬほど希釈されたほぼ水をのような液体を手のひらの上に出して安心していただけなのかもしれない。


電車の天井についている空調から緑色の光が見えた。あれは、人の様子を監視するマウス型ロボットの目が光っていたのかもしれないと妄想する。監視社会に向けて色々お試し中というわけだ。あるいは、ずーっと青のままの小さな信号機が空調の裏に取り付けられていたのか、だ。その信号を通る際、足を踏み外したゴキブリが空調の穴から下に落ちると、電車内に静かなパニックが起こるだろう。乗客は自分の定めた安全領域のラインをゴキブリが越えてきた時のシミュレーションをして頭の中では忙しくても冷静さを装おいすまし顔を演じ続ける。焦っている姿を人に見られるのは恥ずかしいのか。寝ている人も車内の不穏な空気を感じとり、現実の世界に戻ってくる。その時、いきなり目の前にゴキブリがいたらなんて言うだろう。

電車で目が覚めて目の前にゴキブリがいた時に乗客が発した言葉とは?
 
 
 
傘傘(カサカサ)忘れないようにね~

小さい頃からお金をもらうことが好きでした