27歳まで続く日記vol.133『ストーリーある人って強すぎる』

大晦日。昼。スーパーに正月の食料を買いに行こうと思い、外に出ると雪が降ってきた。Spotifyで知らん曲を聴きながら走って映画の中にいる気分だった。それぞれの人生は映画よりはるかに極上のコンテンツ。「映画みたいな人生」という表現があるけど、人生の方が映画より映画だろ。ちょっと話がまとまりません。

途中でベビーカーをひいた夫婦が緑色の缶ビールを飲みながら楽しそうに前から歩いてきた。珍しく良いもん見れたなと思った。スーパーに到着。お雑煮のパーツを探す。三つ葉を発見。258円。同じ量なのにいつもの3倍の値段が付いていた。正月価格だ。これが商売というやつか。買ったらなにかに負けた気がするから絶対に買わないでおこうと心に決めた。俺は搾取を許さない。しっかり抵抗させていただく。

夜。紅白を見る。アユニがすごい。あの人もまた本物だ。それでいてストーリーあるから強すぎる。中村佳穂は圧倒的。Wの悲劇を知れたのはラッキー。そのあとCDTVもちょろ見。

もうとにかく音楽なのよ。最近はイヤホンからSpotifyばかり。驚かされる曲いっぱい。

でも音楽聴いて、映画とかドラマとか見て、助かってます励みになりますじゃもうダメなんだよな。自分と同じくらいの人が本物になろうとしてるのを黙って見て、支えられてますってへこへこしてたらいつまで経ってもそっち側いけないから。限界越えたいよ。自分よりも賢く生きているちょっと大人だけどその道を諦めた人に何かアドバイスしてほしいというかこんな時代に変かもしれないけど師匠と呼べる人がほしい。いや、一世代違うくらいのお兄さんお姉さん的な存在くらいが性に合うか。声をかけてほしいけど自分が中途半端だからそんな人は目の前に現れない。中途半端なやつには中途半端なやつしか寄ってこない、ってことはないけど、まだ自分は達してないから会えないし会いたくない会ったら押し潰されて死ぬ。

最近、充実しすぎている。充実してるとダメになる。エネルギーがなくなってしまう。賢い人は環境が揃えば輝くけど、賢くないやつは自らケツひっぱたいて前に進まなければ、理想の自分だけがどんどん前に進んで、現実の自分はそれをぼーっと見ているだけ。置いてきぼりにされて現実に取り残されて…ああそうなると結局後で地獄を見ることになるのか。その恐怖心、将来への不安感をうまく誇張して原動力にできればいいんだけど、それができたのは高校まででそこから世の中ちょろいなと舐め始めて堕落した生活に陥り出してしょうもない毎日に身を置いている。他人任せで情けないわ。



小さい頃からお金をもらうことが好きでした