27歳まで続く日記vol.92『商店街であることを諦めきれない商店街』

ーー何が言いたいって、あの通りはこの町をずっと貫通し続けている、ということなんですよーー

この街で暮らし始めてもう3ヶ月になるけど、先週、家の近くの通りで電飾が照り輝き出して、初めてそこが商店街だと知った。道幅が大きく、お店はおじいちゃんの前歯くらいスカスカに並び、惰性でそこに居座り続けてるよう。中には新しくできた英会話教室とかがあったりするけど、とにかくその通りが人で賑わってるところなんて見たことがない。あの電飾の光は商店街を諦めきれていない町内会の老人たちの自己満足の輝きにすぎない。でも、そういうのを続けることが大事だったりすると、最近つくづく思うのでした。

小さい頃からお金をもらうことが好きでした