27歳まで続く日記vol.76『橋の裏にある支えるのに特化した剥き出しの鉄骨はいさぎよくて』

かっこいい。

見た目とか全然気にしないで自分の役割に徹している感じが好感持てる。

あんなに剥き出しになっているのに一切動じず、ただ、強度のためだけの形を保ち続けている。

ところどころレゴブロックみたいな凹凸がある。規則正しく配列されたボルトの山がでっぱっているからだ。全く隠そうとしていない。ありのままを見せる、飾らない橋。自信に溢れた橋。

調べてみると、橋にもいくつか種類があることがわかった。今日見た橋は『鈑桁橋(ばんげたきょう)』というものだった。

『ラーメン橋』というタイプの橋もあるそうで、ラーメン(Rahmen)というのはドイツ語で『骨組み』という意味らしい。

ここで思ったのがわざわざドイツ語で訳さなくてよくないか?ということだった。フランス語とかスペイン語とかなんでもいいけど、ドイツ語だけはダメだと思う。

『ラーメン橋』だったら、地震が起きたとき、少しずつ伸びて、いきなりプチンとちぎれそうな縁起の悪い名前に思えて仕方がない。

例えば、イネアリア語で訳せばいいと思う。イネアリア語だと『骨組み』は『ソーメン』。つまり『ソーメン橋』。これなら安心だ。
 
 
 


 
 
 
イネアリア語など存在しない。オチをつけるための架空の言語だ。

小さい頃からお金をもらうことが好きでした