27歳まで続く日記vol.140『消毒液足踏みスタンド、あいつらの居場所はどこに』

コロナが終わった世界でも店頭に消毒液は置かれたままなのか、それとも撤去されるのか。仮に撤去されたとして、消毒液足踏みスタンドはどうなるのか。消毒液はいつでも需要があるけれど、足踏みスタンドはコロナ以後にしか見たことがないから、コロナが収束したら即倉庫行きになるかもしれない。こんなこと言ったら不謹慎かもしれないが、消毒液足踏みスタンドはコロナの蔓延した世界がずっと続けばいいと望んでいるかもしれない。それは自分の需要がなくなってしまうから。しかし、仮にそうだとしても、消毒液足踏みスタンド自身が「コロナに終わりが来てほしい」と考え直す日が来ると信じている。消毒液足踏みスタンドはずっと踏まれ続けてきたから弱い者の気持ちがわかるはずだ。僕はそういうやつを信用している。だいぶ先の話になるが僕が金持ちになったら、使われなくなった消毒液足踏みスタンドには暖かい場所と美味しい消毒液を与えるつもりだ。

小さい頃からお金をもらうことが好きでした