モンバサへの旅
kanga!kanga!kanga!
オンプリュの仕入れの旅はケニアの首都ナイロビを拠点にしています。必ず行くのがモンバサのカンガの仕入れです。カンガはタンザニアやケニアなど東アフリカで使われる一枚布。スワヒリ語でホロホロ鳥という意味です。ホロホロ鳥の羽のドッド模様がデザインのルーツになっています。大判(160×110センチ)の一枚布で通常では2枚1組で売られています。カンガの特徴は必ずカンガセイイングというスワヒリ語のことわざがあり、この格言には道徳的な格言から、恋の言葉、ウワサ話についてなど、いろんな言葉があります。カンガでオシャレするだけで描く、自分の気持ちを表すカンガを身にまとい、心の中を教えてくれます。
初めてモンバサを訪れた時からこの布をこよなく愛し日本でも使い続けています。荷物が多い時でも布1枚くらい忍ばせられるものです。旅という非日常に、必ずお気に入りのカンガを持って行きます。荷物が多くなれば、バッグに。飛行機の中で寒かったら、巻いて。初めての場所でもカンガを枕に敷いたり、カンガをタオルケット代わりにしたり。実用的なだけでなく、自分の気持ちの良い場所を作ったりするのに有効です。カンガがどれだけ便利かいくらでも語れてしまいますが、日本でももっとカンガを普及していきたいです。
オンプリュをはじめた頃は、ナイロビから夜行バスで朝モンバサに着いて、日中仕入れをして、その日のまた夜行バスでモンバサからナイロビに帰るという強行スケジュールでしたが、最近は朝ナイロビから飛行機でモンバサに昼ついて、次の日の夕方またナイロビに飛行機で帰ります。ナイロビとモンバサは日本でいう東京と大阪のような感じでケニアの首都と第2都市です。ナイロビが1600メートルの高地にあるのに比べモンバサは沿岸のリゾート地で、またケニアの輸入、輸出の入口でもあります。モンバサの多くのお店はお祈りの時間に1日に何度も閉まってしまうので、注意が必要です。ナイロビからは何社も往復1万円くらいの航空券がありますので、ケニアにくるときにはモンバサへの旅もおすすめです。モンバサより近くのマリンディ、ワタムなどが良いようです。美味しいイタリアンが食べられるらしい。来年はアトリエ キカでの16回目のカンガ展。そしてトモちゃんとのコラボ15周年。ということで歴代のトモちゃんが作ってくれたアイテムをいろいろケニアで制作する予定です。お楽しみに!