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訂正が否定になっていないか?の指標と対処法

会話中に、それ違うんだけどって言った時、その響き方や言い方で、こちらはそんなつもりは無かったけれど、相手にすれば人格まで否定されたと受け取られてしまうこと、受け取ってしまうコミュニケーションのすれ違いみたいなことがあります。


言った側はそっちがそうとったからでしょ、そう受け止めた側はそっちがそう言ったからだよとならず、多くの場合は受け止めた側は言葉にすることなく、なんとなく嫌な気持ちになったまま、訂正を受け止めてしまうことも。

一方、言った側は全くそんな否定するつもりなんてこれっぽっちもなかったんだけど、でもなぜかそうとられてしまうと思い悩むこともあるのかもしれません。そんな時、上手に相手に訂正だけを伝えている人を見ると凄いってなりますし、誰でも「決して人格まで否定するつもりはないんだけど・・・」などの前置きをしさえすれば相手を傷つけてしまうことはありません。

一方、前置きするのも何だか空気が重たくなってしまいそうでというのもあります。勿論、そんなこと言わなくても否定でなく訂正をさらりと言える人もいて、そういう場合、その人の言い方素敵だなって思ったりするものです。

ここまでは結構かしこまった訂正になるのでしょう。

どちらかといえば、そういう改まってみたいな場面ではなく、雑談的な、ざっくばらんすぎる話の中でも、相手がレストランの名前間違えて言っているなとか、食べたデザート名違ってるなとか、あの時とこの時を勘違いしてしゃべってるな的な、あれ?となってしまう、でも訂正したいと思ったけれど、これ言うと会話に水差してしまう?とふと思う場合の、ある意味咄嗟の場合の話です。

相手の勘違いを訂正したいって思った時、相手により好感をもたれるワードがあります。それは「チャウチャウ」です。

A:~だったよね、そうだそうだ、それでね・・・
B:チャウチャウ

や、

A:~だったでしょ?そしたらさぁ、〇〇があーでこーで
B:チャウチャウ

など、訂正したいと思った時にすぐに使うのがコツです。

言い方次第で180度嫌な言い方になることもあるのが「チャウチャウ」

関西のお笑いのつっこみの「チャウチャウは少し違います。なぜなら、それはつっこみだからです。ツッコミは結構きついトーンで演じなければならないので、それをそのままそのトーンや迫力で伝えてしまうと、相手を怖がらせることにもなりかねません。


無の感情から笑い声トーンで言うと功を奏する「チャウチャウ」

しっかり訂正したいと思う、はやり焦る気持ちとはうらはらに、「チャウチャウ」だけは超脱力系モードでかつ、きっぱり落ち着いて、でもテンションをほんの少しだけ、今までのテンションよりも上げて「チャウチャウ」と言うのがコツです。効果はこちらです。

・相手の間違いを訂正できている
・相手に癒しさえ与えられる
・今まで話していた、聞いていたテンションと一味違うので、そのギャップで笑いさえとれる

なので、訂正としての「チャウチャウ」はいいことづくめなのです!

一方、問題点というか使い方がかなり難しいと思われます。

「チャウチャウ」は指標にもなる

あ、勘違いしているかな?とか、それ違うよって思った時に一度「チャウチャウ」って言ってみてください。相手の反応が良ければ成功、ムっと今まで笑顔だったのに不機嫌にあからさまになれば、それは「チャウチャウ」は訂正でなく否定だったことになります。

「チャウチャウ」の使い方は間が大事


人は会話する時、無意識に自分ゾーンというか、自分のリズムがあって、お互いに合わせて話していますが、慣れてくると「チャウチャウ」のパーカッション的な、リズムがいつもと違う、咄嗟の一言でリフレッシュさえできます。使い方のポイントは、パーカッション的に使うです。
もう少しわかりやすくいえば、相手の最後の言葉のあと、間をいれずに、相手の言葉に続けて少し、どちらかと言えばリズミカル、ということは今までよりも早口目に「チャウチャウ」で相手の会話が終わるくらいのイメージです。
ですが、余りにもスムーズだと相手が聞き逃してしまいます。なので、きっぱり言う必要があります。

表情は?~不機嫌にならずに、少し驚いた感じで言うのがコツ


表情は訂正したいのだから、不愉快である場合もあるかもしれませんが、違いを発見したので、ほんの少しびっくりしている(ほんの少しです)感じです。それをきっぱり言うことで表現する感じです。

相手は自分の言ったことがどう映っているかが常にきになるもの

会話が盛り上がれば盛り上がるほど、相手はコチラの反応、こちらは相手の反応を気にするものです。なので、ある意味過敏になっているので、無表情だけでも相当否定的にうつるものです。なので「チャウチャウ」も付けるとなれば、無頓着に言うのがコツで、でも訂正の感情はきちんと入れるみたいな感じで、それが少しトーンが変わるということになります。

相手は自分が言いたかった最後の言葉に引き続き、「チャウチャウ」が自分脳に読み込まれるイメージですね、なので、言いながら違うの?って思えるので、違和感なく、訂正を受け入れてもらえますし、何がちゃうねん!?って思って聞きなおすこともできて、選択の余地を与えてあげれるんですね。

間ができてしまうと特別感が出過ぎて、相手に「チャウチャウ」が使い方としての強いインパクトが与えられるので、「ふーん、チャウチャウ」「・・・チャウチャウ」などは相手に強く聞こえてしまい相手が嫌な気分になるでしょう。

どちらかと言えば「一人ツッコミ」


ツッコミだときつく否定に聞こえてしまう場合もある、についてですが、かといってツッコミで無いと言えば違う、ツッコミだよねとなります。
きっぱり言うについて、分かりやすく言うのと、なぜツッコミかについて、分かりやすく言えば、「チャウチャウ」はどちらかと言えば、一人ツッコミです。相手に伝えているのに、一人ツッコミだなんて「チャウチャウ」が難しい理由はここにあります。

「チャウチャウ」の言い方編~自分のリズムでリズミカルに、でもきっちり言い切る

「チャウチャウ」と言った途端、一瞬相手が?となる、え?今「チャウチャウ」ってリズミカルに言い切った、よね?なんか面白かった今!!✨的な感じくらいでいいんですね。

わかりにくい、けど使ってみたい場合~犬のチャウチャウの発音で試してみる


「チャウチャウ」は訂正の手段でもあり、試してみることで、相手が嫌な顔や引いた場合はきっときつく聞こえたとか、ドヤドヤって言われているみたいに感じたりしたからでしょう。じゃあ、どうすればいい?となった場合は、練習方法として、ワンちゃんである犬のチャウチャウの発音で言ってみてください。それだけで、相手は「今なんて言った?」って聞きなおしてくれることでしょう。そして、何か可愛いってなります。そして、繰り返していくうちに、自分なりのベストな間や言い方で、訂正することで逆に好感度が上がる現象がおきてくることでしょう。

プロ級になれば、「チャウチャウ」の「ウ」を省いて「チャチャ」というだけで聞いた側はまたいつもの「チャウチャウ」だ!!と笑いがこみあげてくることでしょう。

更に、イメージをつかみたい方は、「チャウチャウ」と言いながらどちらかの手でもって、チャウチャウの手(よく違う違うっていうときの、あの手)も付け加えてすれば、小さなコントみたいになるでしょう。

さらに、どうしてもツッコミ系で強い「チャウチャウ」で否定とも捉えられかねないワって思われた場合は、おおきこだまひびきさん的に、ゆっくり「ちゃーうーちゃーうー」って言ってみたり、アニメ「うるせいやつら」のテンちゃんが早口で言うみたいに言ってみるのがおすすめです。そうすればやんわり聞こえることでしょう。

それでもどんな風に言ったらいいのかわからない場合もある

テレビやyoutubeを見ていて、それちゃうやろって思わず言ってしまっていた時ありませんか?それくらいのテンションや思わず感で「チャウチャウ」も言ってしまってみてはいかがでしょうか?

それでもわからない場合

インタビューを受けたとします。

インタビュアー:どう思いますか?
A:チャウチャウ

これくらいのテンションです。

それでも謎な場合

夕食時を思い浮かべてみてください。
A:ごはんだよ~
B:チャウチャウ

こんな感じです。結構普通のテンションだったりします。ですが、そこにはごはんつくってくれてありがとーの意味合いもあります。こんな風にチャウチャウでその時の気持ちを表すと考えた場合、訂正したい気持ちをチャウチャウで表してみるというイメージですね。

端的に言えば?


チャウチャウ星人になって、「チャウチャウ」を伝えてみられてはいかがでしょうか?

共同家事をする場合も円滑にすすむ「チャウチャウ」

勿論、少し違うだけで「チャウチャウ」ばかり言っていては、塵も積もれば山となるで、チャウチャウも積もれば否定に七変化となっていき、相手に本当にチャウチャウ星人と思われてしまい怖がられるでしょう。なので、明らかにじぇんじぇん違うでしょそれ!と言い換えられるくらいであれば、その時に使うことこそ、威力を発揮しますので普段の家事など、共同でのルーティンの時の咄嗟の一言としても効果的です。言われた側も、違ってたね!って素直に思えますし、楽しく訂正してもらってる感さえありますから。

最重要ポイント「チャウチャウ」だけで笑いをとる~取れれば既にもう100点

ここまで読んで頂いて分かった!と思われたかもしれません、そうです「チャウチャウ」は「チャウチャウ」のところだけテンションも表情も少し違うということですね。ギャップが笑いを生むという説もありますように、笑いがとれれば凄いというところなのでしょう。

「チャウチャウ」だけで新しい個性が出せるというメリットもある

普段アドレナリン系でトーキングされておられる場合は、「チャウチャウ」についてはゆっくり満面の笑みでやんわりと、普段オキシトシンモードでお話されておられる方は、「チャウチャウ」ではピリッと系、無頓着系、焦りモード系など、普段とは別のモードで言ってみると、おやおやっ?っとなり、面白いねとなり、チャウチャウという度に吹き出してもらえることでしょう。

何か書いていくうちに見えて来たもの

要は、「チャウチャウ」を使って咄嗟の一言的に、「肯定的に訂正を試みる」という事ですネ!

エピローグのようなもの

普段何気ない会話ではその人にとっての記憶が自分の記憶と違っていた場合、共通の体験でない場合以外はその人にしか分からないこととなりますし、たとえ同じ経験、体験をしても、同じものを見たり聞いたりしても、感じ方は人それぞれですが、同じ経験、体験をした時のお店の名前や何を食べたとか、誰と一緒に過ごしたかとかは一致してほしいものです。余談ですが、一緒にわざわざ出掛けて映画を見たのに、その人が違う人とその映画館でその映画を見たと、思い出話された時は、さすがに「それは私と一緒だったんだけど」ってえーんな気持ちでいっぱいで、それは違う!!ってむきになってましたね。それくらい結構記憶って曖昧なんですよね。
一方、雑学的なもの、それは共通の体験ではないけれど共通の記憶となりますが、自分でも話の中で曖昧なことは多々あって、その時、そのふんわりした曖昧な記憶のまま、伝えたい趣旨が違うために、それを訂正せずに話してしまうことありませんか?そういうケースに遭遇した場合、相手は気付いているのか、気付かずにいるのか分からない感じで、自分は気付いていることもあります。その場合、本題の趣旨が違うと分かった場合、枝葉の部分が違っていたとしても、ま、いっか的に聞き流す方です。
ですが、ある時、取るに足りないくらい些細なことについて「チャウチャウ」と言われた時に思ったことがあります。

・この人はよく私の話を聞き洩らさないで聞いてくれているね、ありがとう。
・そこ、つっこむ?でも面白い!!
・結構チンプンカンプンに話していたことを知り、こっぱずかしいけれど、それは残念な自分とはならずに、逆に取り上げてくれている感さえあった、などなど

こんな感想を持ったことから、「チャウチャウ」について少し幅広に考えてみることになり、今回に至りました。でも、TPOがズレすぎてしまえばきっと、言われた側の人にとって、「チャウチャウ」を使いまくる人が今日も「チャウチャウ」を連発する時、きっとその人は「チャウチャウ星人」と思われて、最初は面白かった「チャウチャウ」依存もしまいには「チャウチャウ」が肯定的な訂正から否定に七変化してしまい恐怖感すら持たれる、キャーなんてこともあるかもね、というわけです。
一方、笑かし続けることができれば、「今日はまだチャウチャウ出ないの?」とぴょんぴょんと歩くスズメのようにワクワクされることでしょう。
「チャウチャウ」の素晴らしさについてお伝えしました。



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