見出し画像

弱小チームは、いかにして変われるか?

最近のテーマは、自己認識と組織・チームカルチャー。自分たちは何者なのか?自分たちらしい組織文化(チームカルチャー)は何なのか?これらの問いに答え、自分たちで定義付けし、常にアップデートしていく。

私が所属する愛してやまない、一般社団法人スポーツコーチングJapanを例にとって、この二つのテーマから、チーム改革でこの1年取り組んできたことについて書いてみようと思う。

まず、自己認識について、合宿で自分たちを表すキーワードを洗い出したところ、「劣等生の集まり、自信がない、弱気、不器用」・・・圧倒的に、弱そう。要は弱小チームであり、決してかっこいいチームではない事実を、ありのまま受けとめるべきだ。なぜなら、自分たちらしい戦い方があるから。

そこで、チームワードを掲げ、日々の言動や行動を振り返り、カルチャーを浸透させていく。MTGでどんな発言がされ、日々どんな意思決定がされているのか?特に、ネガティブな局面で「他責にしていないか?」「本音を言えているか?」、ふとした瞬間に、隠れたカルチャーが現れる。

チームに起きた変化を振り返ってみると、カンファレンスの成功は、文化祭のような盛り上がりを見せたが、実は「ただの仲良しクラブになっていないか?」という課題提起に繋がった。

画像1

みんなで同じ方向を向いて、チームカルチャーを根付かせていけるように、私の役回りは、厳しいフィードバックで日々の行動をチェックすること。

・「今日の発言は良くない。自分の立ち位置や影響力を考えているのか?

・企業での講演会後「今日の構成はめちゃくちゃだ。参加者である相手のニーズを意識していたのか?」

・「人生で、本気で挑戦して、挫折したことはあるのか?

・「パッションを感じられない。ただタスクをこなしていないか?衝突を恐れ、当たり障りのない議論になっていないか?そんなチームは、メンバーとして楽しくないし、リーダーの役割を全うしていると言えるのか?」

1on1で、ひとりひとりと向き合う。人はいきなり変わるわけではなく、最初は否定されることに対する反発もあり、うまくいかない。でも、挫折なくして、成長はない。逃げずに自分と向き合う、そのサポートをするのがコーチ、伴走する者の役目。

結局は、日々の積み重ねでしかない。前向きな発言や姿勢が増えたと思っても、人間は怠惰なもので、努力し続けなくては、すぐ元通りになる。カルチャー作りは、特効薬があるわけではなく、自分たちを律し、磨き続ける。これをいかに継続して、やり続けられるかではないか。

画像4

★★★★★

【ブライトン ミラクル The Brighton Miracle】

日本ラグビーはいかにして、ウイニングカルチャーで変革を遂げたのか?

https://t.co/F8z0pOIgXo?amp=1

★★★★★

【Sports Coaching Conference 2019開催!早割は今月末まで!!!】
〜On Your Mark〜 「今、この瞬間から行動を。」

スポーツ界の変革をテーマに、ブラック部活動改革、キャリアや学び方のアップデートまで。学びをシェアし、明日からの一歩を踏み出せるような場に!

■日時
2019年12月21日(土)
11:30 開場
12:00~19:00 カンファレンス

■場所
日本青年館ホテル(東京メトロ外苑前駅から徒歩5分)
https://goo.gl/maps/PUZKpiPa5cZcrG3H7

■登壇者
【基調講演】
・小澤 隆生氏(ヤフー株式会社 取締役 専務執行役員 最高執行責任者(COO))
・中竹 竜二氏(公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 理事)

【分科会】
・大家 友和氏(横浜DeNAベイスターズ ファーム投手コーチ)
・奥村 武博氏 (株式会社スポカチ 代表取締役・一般社団法人 アスリートデュアルキャリア推進機構 代表理事)
・霜村 誠一氏(桐生第一高等学校)
・白崎 雄吾氏 (株式会社ビジネス・ブレークスルー 執行役員)
・藤田 和男氏(横浜DeNAベイスターズ バッテリーコーチ)
・藤森 啓介氏(公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 リソースコーチ)
・古田 京氏 (慶應義塾體育會蹴球部 元主将)
・森林貴彦氏(慶應義塾高校 硬式野球部監督)他

【特別講演】
河野 宏子氏(株式会社コーチ・エィ 海外新規事業開発本部 コーチ)

※現在調整中。登壇者は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。

◆お申し込みページ
https://scc-191221.peatix.com
◆イベントページ
https://www.sports-coaching.jp/scj-conference2020

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?