新美南吉のほん
先日、小学三年生に絵本を読むボランティアの機会がありました。
どんな本がいいかな…と図書館へ。
たくさんの本の中から、本を選ぶのって楽しいけど、むずがしい。
小学三年生ってどんなことに関心があるんだろ?
けっこうな時間、図書館をうろうろしてたら、なつかしい本を見つけた。
「ごんぎつね」新美南吉・作 いもとようこ・絵 金の星社
「あっ、これ⁉」
確か、自分が小学生の時の教科書に載ってた気がする。
しかも、本の内容の季節も秋。
そして、本の上のほうにはこんなことが書いてある。
「大人になっても忘れたくない」
これに決めた‼
と思いながらも、保険でこっちの本も借りた。
「てぶくろを買いに」新美南吉・作 ひろのみずえ・絵 大日本図書
さっそく、家に帰って声を出して読んでみた。
新美南吉の世界に吸い込まれていく。
「ごんぎつね」ってこんなに切ない話だったっけ…。
お話の最後がどうしてもうまく読めなくて、あきらめモードになってしまった。
気を取り直して、「てぶくろを買いに」も声に出して読んでみた。
再び、新美南吉の世界に吸い込まれていく。
どちらの本も子どもたちに読んであげたかったけど、時間の関係もあって、少し季節は早いけど、「てぶくろを買いに」を読むことに。
新美南吉の本は「ごんぎつね」の本にあったように「大人になっても忘れたくない」というか、「大人になった今、もう一度声に出して読みたい」本。
新美南吉の本の世界に再び、巡り合えて、なんだかいろいろありがとうの気持ちがいっぱいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?